Mozillaがニュース購読サービスを準備中

2月にMozillaは、ニュースメディアに資金を提供する方法を探るためにScrollと連携すると発表していた。サービス開始の準備が整いつつあるようで、Mozillaはユーザーに向けて、アンケートとこれから開始される「Firefox広告フリーインターネット」のベータ版への招待を送信している。

ジャーナリストの視点がかつてないほど重要になっている現在、より効果的にマネタイズして不況のメディアを支援するプラットフォームはたくさんある。このサービスもそのひとつだ。このジャンルではおそらくApple Newsが最も注目されているが、Mozillaのサービスはスタンドアロンのアプリに代わるものである点が興味深い。

Firefox版ではユーザーが毎月5ドル(約550円)支払うと広告なしでお気に入りのメディアにアクセスできるようになる。Mozillaは以下のように述べている。

このサービスによりウェブのユーザーは有料で好きなサイトを複数のデバイスにわたって広告なしで見られる。メディアがより直接的に資金を集められるScrollのモデルは、エコシステムにおける有力な選択肢だろう。新たな資金集めのモデルの一部として、我々はScrollと連携し、ウェブを広告なしで利用することに対する消費者の態度や関心をさらに把握していく。

BuzzFeed、Gizmodo Media、Slate、The Atlantic、USA Todayはローンチ前からサービスを提供するようだ。

画像:Pau Barrena/Bloomberg / Getty Images

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。