NFL、試合中のリアルタイム分析にMicrosoft Surfaceを公式採用

NFLの試合中、初めてサイドラインでタブレットやモバイルコンピューティング機器が使用されることになった。来シーズン、コーチや選手は試合中にMicrosoft Surfaceタブレットを使う。これは、4億ドルと言われる、NFLとMicrosoftの間で結ばれた複数年契約の一環だ。

Sideline Viewing Systemは、サイドラインにいるコーチや選手が、相手チームの情報をリアルタイムで得るためのしくみだ。かつては古き良きモノクロ写真が使われていた場面だ。

各チームは、Surfaceタブレットがサイドライン用に13台、コーチズボックスに12台配布される、とSFGateは報じている。

これらのタブレットは、NFL機構が所有し、クローズドなWiFiネットワーク環境で動作する。試合と試合の間には温度調整された鍵付きロッカーに保管され、タブレットのデータが破壊あるいは書き換えられることを防止する。

また、これらのタブレットはインターネットとの接続がなく、ビデオの再生もできない。

このSurface Sideline Viewing Systemによって、選手やコーチは迅速に写真を見られるようになるだけでなく、拡大したり、プレーを説明するための書き込みすることも可能だ。

選手やコーチは、新技術を使うことが必須ではないので、伝統的ポラロイド写真の使用は今後も可能だ ― 超迷信家や機械音痴のために。

Microsoft Surfaceタブレットがフットボールシーズン中に顔を出すのはこれが初めてではない — Fox Sportsのキャスターたちは、以前からハーフタイムレポートやゲーム前のショウ等でSurfaceを使っていた。

しかし、ゲームそのものにとって意味のある技術的進歩にかかわる契約は、これが初めてだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook