Nikeがオープンソースのソフトウェアをリリースして技術者募集に有利好印象を目指す

SHANGHAI, CHINA - APRIL 17: Shanghai residents pass by a Nike store on the Nanjing Road shopping street on April 17, 2010 in Shanghai, China. The Shanghai World Expo will be held from May 1 to October 31, 2010 and is expected to attract 70 million visitors. The trade show will be themed 'Better City - Better Life'. (Photo by Feng Li/Getty Images)

アスリートにとって自分の家のようなブランドNikeが、オープンソースのソフトウェアを立ちあげてプログラマーの仲間入りをしようとしている。

先週Nikeは、3つのオープンソースプロジェクトをGitHubに載せた: JSONをパースするフレームワーク、Javaのための分散トレーシングのソリューション、そしてSwiftで書かれた軽量ロギングライブラリだ。GitHub上の同社のサイトに使われているコードも、オープンソースした。

一般企業がオープンソースを試みるのはクールだが、テクノロジーの世界で本格的な強い印象を与えるのは難しい。にもかかわらず、このところ多くのノンテク企業がオープンソースのプロジェクトをリリースしている。Walmart Labs, Target, Best Buy, それにNikeのライバルAdidasまでも、GitHubのアカウントでプロジェクトをシェアしている。

一般企業がオープンソースのコンテンツをポストする動機の一つは、ブランドイメージの向上だ。今はどこでも、優秀な技術者を獲得するのが難しいから、彼らから見て良さそうなブランドイメージを身にまとおうとする。GitHub上にいろいろコードがあれば、就活している技術者もその企業に良い印象を持つだろう。

ねらいや目的が何であれ、NikeやWalmartなどはかなり前からテクノロジー企業‘らしさ’を見せつけている。Apple AppStoreにはNike作のiPhoneアプリが10、iPadアプリが2ある。Nike FuelのAPIのための、デベロッパー向けサイトもある。WalmartにはiPhoneアプリが3つあり、カタログのAPIを公開している。

今Nikeにコメントを求めているので、得られ次第この記事をアップデートしよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。