Nikeのハラチがスマートフォン時代に向けてアップデート

バック・トゥ・ザ・フューチャーのファンタジーから現実世界のウェアラブル技術へと時代が移って以来、Nike(ナイキ)のAdapt(アダプト)は1回限りではないと約束していた。ゆっくりとではあるが確実に、同社はセルフレーシング(電動シューレース調整)モーター技術をより身近なものにしており、中でも注目すべきなのは、長い間待ち望まれていた 「Adapt BB」 スニーカーが今年発売されたことだ。

そしてNikeは米国時間8月29日、Adapt Huaraches(アダプト・ハラチ)のリリースとともに、この技術を来月Huaracheの製品ラインに導入すると発表した。1991年に登場したこのラインは、ウォーター・スキットから派生したネオプレン・ブーティにより立ち上げられた。Adapt Huarachesはスマートフォンとの統合とともに、2019年型のアップデートと同様の構造を特徴としている。

Adapt BBのように、新しいHuarachesにはデバイスとの接続によって色が変わるペアのLEDライトがソールに埋め込まれている。また、モバイルアプリは靴紐のフィット感を調整するのに使われる。FitAdaptには、さまざまな状況に応じたテンションレベルが用意されている。Apple WatchとSiriにも対応しており、Appleのアシスタントに靴ひもを締めるように依頼することができる。

「Nike Adapt Huaracheは2つの意味で革命だ」と、Nikeはリリースにて述べている。「第一に、これは未来へとストーリーを橋渡しをする。第二に最も重要なことは、Nike FitAdaptをペースが速く素早いアスリートの世界へと駆り立て、例えばバスに乗るためのダッシュに必要な快適さを提供し、静かな安堵のため息をついて空席で落ち着く前に、シームレスにフィットする」。

Adapt Huarachesは9月13日に発売される予定で、価格はまだ決まっていないが、350ドル(約3万7000円)のAdapt BBとおそらく同等になるだろう。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。