noteがTypeScript×WebGL活用の高速コミックビューア開発、「キャプテン翼」サイトが採用

文章や写真、イラスト、音楽、映像などを手軽に投稿できるプラットフォームであるnoteを開発・運用しているピースオブケイクは7月28日、高速なページ送りと表示を実現したコミックビューアを発表した。第1弾として8月31日までの期間限定で「キャプテン翼公式サイト」で「小学生編」の全話無料公開に採用されている。同社によると、今後一定の実証期間を経て2019年中にnote上で公開予定とのこと。また、出版社・ユーザーが利用できるように広く提供することも考えているという。

今回発表されたコミックビューアは、同社CXOを務める深津貴之氏が今年の5月上旬に原型となるビューアを作ったのがキッカケ。深津氏は、既存のコミックビューアのUXに不満を感じていたことから、TypeScriptを使った高速なビューアの開発に至ったそうだ。

その後、この原型ビューアをnoteのエンジニアである板橋毅彦氏が改良を施したうえでの一般公開となった。レンダリングにWebGLを採用したことでさらに高速化できたという。WebGLとは、JavaScript APIの一種で、2D/3Dグラフィックスをレンダリングするためのライブラリ。TypeScriptは、JavaScript互換の静的プログラミング言語だ。

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TechCrunch Japan

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