NVIDIA、性能を強化した新グラフィックカードを発表、価格も大幅値下げ

screen-shot-2016-05-07-at-1-15-08-pm

週末にオースチンで行われたゲーミングイベント、DreamHackで、NVIDIAが最新ゲーム用GPUを披露して観衆を驚かせた

CEO Jen-Hsun Huangは、同社初のPacalベースGPU、GeForce GTX 1080をステージで紹介し、現在の最上位機種Titan Xと比べて、2倍の性能、3倍の省電力効果を約束した。

しかも、あの1000ドルのカードより約400ドルも安い!

Huangは新しいカードを「常軌を逸している」と称し、その性能は「殆どでたらめ」だと付け加えた。おそらくその意味は、プロジェクトで2年間の研究開発に注ぎ込んだ「数十億ドル」の費用のことを言っているのだろう。

5月27日発売予定のGTX 1080は、9 テラFLOPSの計算能力と8GBのGDDR5Xメモリーを持つ。NVIDIAのデータには、カードのBoostクロックは1700 MHz以上の能力があると書かれているが、イベントで行われたUnreal Engine 4のデモでは、2000 MHz以上で動作していた。

同システムは、益々高まるマルチモニター、超高解像度ゲーミングおよびバーチャルチアリティーシステムへの要求に答えるべく設計されており、性能を強化しながらエントリー価格を下げている。

nvidia-geforce-gtx-1080-performance-and-efficiency

ちなみに同社は、さらに低価格のGTX 1070にも言及した。こちらは379ドルで6月10日発売。この廉価版も、6.5テラFLOPS、GDDR5 RAM 8GBを備え、Titanを抜いている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。