OPPOとシャオミが画面下カメラ搭載スマホをチラ見せ

米国時間6月3日、中国OPPO(オッポ)とXiaomi(シャオミ)が次のスマートフォンのイノベーションとなるかもしれない、画面下カメラを搭載したスマートフォンを公開した。

Apple(アップル)はノッチにより画面サイズを犠牲にせずにフロントカメラを搭載する方法を編み出したが、これはすでに古臭く感じる。その後、ポップアップカメラフリップカメラスライド式パンチホールなどにスマートフォンのカメラが搭載されてきたが、次は画面下に搭載することで完全に見えなくなる。

その利点は明確で、フロントスクリーンに干渉せず100%の面積が利用でき、また可動部がなくなることで故障率も減る。しかし、うまく動作するのだろうか?

OPPOでバイスプレジデントを務めるBrian Shen氏はWeiboにて、同社の取り組みを公開した。Twitterでも後に共有されたこの動画では、詳細は不明なものの画面下に隠れたカメラから天井の写真を撮る様子が確認できる。

 現時点では撮影クオリティやデバイスの詳細はわからないものの、Shen氏はこの技術が有望であると主張している。

Engadgetによると「現段階では画面下カメラで通常のカメラと同等のクオリティを得ることは難しく、いくぶんの光学的なロスが生じる。しかし、新しい技術がすぐに完璧になることはない」とのこと。

おそらく、多くの中国のスマートフォンメーカーがこのデザインを製品化するために注力していることだろう。さらにシャオミもOPPOの直後に、画面下カメラを搭載したスマートフォンの動画を公開している。

この投稿はシォオミの共同設立者であるBin Lin氏によるもので、WeiboやTwitterに投稿された。

シャオミの動画に登場するのは、画面下カメラを搭載した「Mi 9」と通常モデルのプロトタイプの比較のようだ。現時点ではこの技術がいつ製品に搭載されるのかはわからないが、開発が進んでいることは間違いないだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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