Origami Payでタクシー初乗り半額に、横浜や埼玉はコスパ高

Japan Taxiのタブレットを導入しているタクシーの初乗り料金が半額に。Origamiは3月17日まで、タクシー初乗り料金が半額になるキャンペーンを実施中だ。モバイル決済サービスのOrigami Payを利用することで、期間中は初乗り料金が何度でも半額になる。なおOrigamiとJapan Taxi、そして日本交通(東京)は2017年1月24日に提携を発表しており、実は2年以上前からタクシー内でOrigami PayとAlipayが使えていた。

東京23区や武蔵野市、三鷹市などは初乗り料金(1.052kmまで)が410円なので205円引き。横浜、川崎、横須賀、三浦、埼玉では初乗り料金(2㎞まで)は730円なので365円引き。福岡では初乗り料金(1.194kmまで)は580円なので290円引きとなる。初乗りの料金が安い代わりに適用される走行距離が短いエリアではお得感は低いが、神奈川や埼玉から都内に通っているビジネスパーソンにとっては遅い帰宅の際に重宝するはずだ。

初乗り料金が半額になる条件として、Japan Taxiが提供する広告・決済機付きタブレットを搭載する以下のタクシー運営会社の車両を利用する必要がある。タクシー料金は法律できちんと決めらており、タクシー運営会社が割引を適用することはできない。そのため決済端末と連動したタブレットを利用して料金情報をクラウドに送信し、そのデータを基にOrigamiが還元する流れとなる。

少しややこしいのは、大阪と兵庫、京都。日本交通という同名のタクシー運営会社が存在するので、乗る車両が東京・日本交通のタクシーかどうか確認する必要がある。東京・日本交通のマークは「赤い桜のマークに白抜き文字のN」、大阪・日本交通のマークは「赤文字で日交」だ。

今回のOrigamiのキャンペーンは、吉野家、DEAN & DELUCA、ケンタッキーフライドチキンに続く第4弾。関係者によると、店舗を絞ったキャンペーン展開により、吉野家のヘビーユーザーが初めてDEAN & DELUCAに訪れるという現象も起きたそうだ。個人的には吉野家のヘビーユーザーがDEAN & DELUCAで何のメニューを頼んだのか気になるところ。他社とは異なるキャンペーン展開により、ユーザーに新しい行動を促すのがOrigamiの特徴になってきた。

  • 北海道
    安全永楽交通
    金星自動車
    トーコーグループ
  • 東京
    日本交通
    帝都自動車交通
  • 神奈川
    横浜無線
    日本交通横浜
    スタジアム交通
    ワールド交通
    京浜ハイヤー
  • 埼玉
    日本交通埼玉
  • 大阪
    東京・日本交通
  • 兵庫
    東京・日本交通神戸(一部車両)
  • 京都
    東京・日本交通京都
    高速タクシー
  • 福岡
    福交無線(一部車両)
    明交運輸事業協同組合(一部車両)

投稿者:

TechCrunch Japan

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