P板.com主催のハードウェアコンテストGUGEN2021にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングも提供

日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

CAMPFIREは8月26日、ハードウェア開発に挑戦する企業・団体・個人への支援を目的に、ピーバンドットコムが主催する日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」に協賛すると発表した。

また購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」において、コンテスト参加者がクラウドファンディングを手軽に始められるオリジナルプログラム「Maker プラン」を提供する。「作品をクラウドファンディングに登録するメリット」「GUGEN2021特設ページ」を開設し案内している。

日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

GUGENは、プリント基板ネット通販サイト「P板.com」を運営するピーバンドットコムが主催するハードウェアコンテスト。「社会における課題を解決するデバイス」をテーマとし、ハードウェアエンジニアのものづくり活動を推進・支援するものとなっている。GUGENは、前身となる「電子工作コンテスト」から数えて13年目となり、CAMPFIREは一昨年の協賛に引き続き、2度目の協賛という。

「GUGEN2021」コンテスト概要

  • コンテスト詳細・応募:「GUGEN2021」サイト参照
  • 作品募集期間:2021年8月4日~10月31日
  • 体験型展示会:2021年11月13日。展示予定作品数は50作品。場所は後日発表予定
  • 展示会(オンライン):2021年12月11日。選考会エントリー予定数は10作品
  • 応募条件:オリジナルのハードウェア作品であること(市販のキット、マイコンを活用した作品でもかまわない)。使う人、見る人に「楽しさ」「便利さ」などのメリットを提供できる作品であること、未発売の作品であること(クラウドファンディングなどでの活動中の作品は応募可能。個人・グループ・法人を問わない。作品のジャンルは自由(例:デジタル機器・ファッション・住まい・食育・音楽・おもちゃ・アートなど)
  • GUGEN 審査基準:誰かの課題を解決する「未来のふつう」となるであろう、オリジナルのハードウェア・電子工作を審査対象とし、5項目の審査基準に添って審査。5項目は、「課題解決性」「実現性」「革新性」「意匠性」「キャラクター性」。なおGUGEN2021では、持続可能な開発目標(SDGs)を課題解決性の評価基準のひとつとしている
  • 賞金・賞品:大賞(1チーム)100万円(現金50万円+プリント基板・電子部品50万円相当)、優秀賞(1チーム)20万円(現金10万円+プリント基板・電子部品10万円相当)、Goodアイデア賞(1チーム)10万円(現金5万円+プリント基板・電子部品5万円相当)他、「スポンサー賞」「ほしいね賞」
  • 大賞・優秀賞・Good アイデア賞について:GUGEN審査基準およびウェブ上のほしいねボタン数を考慮し、12月の選考会・授賞式で選考(12月の選考会への参加作品は、ウェブサイト上の作品登録の審査により決定)

GUGEN参加者オリジナルプログラム「Maker プラン」

ハードウェア開発において、クラウドファンディングは「資金調達」の側面に加え、製品化の前段階で市場に挑戦することによる「市場検証」の役割も果たす。製品の検証段階でのテストマーケティングとして活用し、製品化に向けたブラッシュアップの材料にできるとしている。今回の協賛に伴い、参加者がより手軽にクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、ものづくりに集中できる環境を提供すべく、参加者向けのオリジナルプログラム「Maker プラン」を提供している。

また、オリジナルプログラムでは、通常のクラウドファンディングとは異なり、アイデアのお披露目・応援の場として活用できる特設サイトを用意する。

目標金額に達成しなかったとしても、期間終了日までに集まった応援購入額を獲得できるAii-in方式(手数料を除く)などプロジェクトの進捗状況に応じた適切な募集方式が可能なほか、リターンイメージなどクラウドファンディングのプロフェッショナルのサポートを受けられる。日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

「GUGEN参加者オリジナルプログラム」概要

  • 申し込み条件:GUGENにエントリーすること。応募フォーム内のクラウドファンディングの実施希望欄にチェックを入れると、「Makerプラン」の案内が送付される
  • 実施手数料:10%
  • エントリー締め切り:2021年9月27日
  • プロジェクト初回申請締め切り:10月6日
  • プロジェクト公開締め切り:10月15日
  • プロジェクト実施期間:最大3週間
  • 方式:All-or-Nothing or All-in

特典内容

  • プロジェクトテンプレート:プロジェクト本文やリターンはテンプレートを用意。GUGENの応募素材でそのままプロジェクトの作成が可能
  • オリジナル記事コンテンツ:作品作りの思いを記事コンテンツとしてリターンに設定できるようにしている。空欄を埋めると記事コンテンツになるフォーマットを用意
  • プロトタイプのリターン:CAMPFIREでは、作品がプロトタイプの状態でもリターンとして設定して支援を集めることができる

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。