Periscopeのライブ配信がついにTwitterフィードに登場

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TwitterのライブストリーミングアプリであるPeriscopeは、Twitterの中核から外れたところで活動していた。ストリームがあっても、Twitterのタイムラインにはスクリーンショットとリンクが共有されるだけだった。今日からTwitterのiOS版にPeriscopeが完全に対応し、直にAndroidとウェブ版にも対応する予定だ。

なんでそんなに時間がかかったのか、と疑問に思う人もいるだろう。PeriscopeはTwitterとは独立して開発を行っているため、2名のエンジニアが2つのサービスを統合するのに時間がかかったという。Periscopeの機能はユーザーの想像した通りのものだろう。ライブ、あるいは録画したPeriscopeのストリームがフィードに現れると、自動再生が始まる。タップするとTwitterから離れなくてもPeriscopeのストリームを見ることができる。

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TwitterのiOSアプリをアップデートしてLIVE on #Periscopeとでも検索すると、Twitterフィードにストリーム配信があることでどれだけ活気が出るかが分かる。これまでストリーム配信はTwitterカードに表示され、タップするとPeriscopeの外部アプリへと誘導していた。これからはPeriscopeのアカウント(あるいはインストールしたアプリ)がなくても、iPhoneからストリームを見ることができる。昨年のローンチからPeriscopeにはすでに1億のストリーム配信があったという。

私たちはPeriscope側の指揮を執っているSara HaiderとAaron Wassermanに話を聞いた。彼らは、今回のアップデートは既存のScopers(Periscopeユーザー)のニーズを満たすものだと話す。最も分かりやすいのは、これまでアクセスのなかった何千万の人の前にストリームを配信できるようになったことだ。

Haiderは、PeriscopeとTwitterの相性は良いと強調する。「両方とも、世界で何が起きているか見るためのものです」。

PeriscopeのCEOであるKayvon Beykpourは、ブログ投稿に今日のローンチについて言及している。

TwitterもPeriscopeも世界で今起きていることをユーザーに届けます。それは、すぐ窓の外の出来事かもしれないし、世界の反対側で起きていることかもしれません。Periscopeが昨年ローンチしてから、ユーザーは1億以上のストリーム配信を行ってきました。本日、私たちはPeriscopeの配信、ライブも動画も、ツイートから直接見ることができるようにすることで、世界で何が起きているかを簡単に見れるようにしました。

統合とローンチを仕上げるため、Periscopeのチームは誰もが経験する徹夜作業を行っていたようだ。

 

 

HaiderとWassermanは、すでにPeriscopeのプラットフォーム内で起きているライブ配信を中心とした全く新しい交流が生まれることを期待していると話す。Wassermanは、Periscopeのストリームは「他と違い、編集されていません」と説明し、それもまたTwitterとの良い類似点だ。この2つのプロダクトが今後どのような相互効果を発揮するかに注目したい。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter