PrivacyStarの新バージョンは迷惑電話を色で知らせる

電話によるしつこいセールスや借金の返済催促を避けたい人は、今日アップデートされたAndroidアプリPrivacyStarを使おう。

PrivacyStarには前から発信者番号通知や、電話とテキストをブロックする機能があった(同社のCEOへの本誌のインタビュービデオ記事がある)。また、迷惑電話やテキストの報告機能もある。そして今回は、同社のマーケティング担当最高役員Jonathan Sasseによると、これらのデータを利用して、かかってきた電話を色分けし、ユーザに警報を与える。

たとえば、知らない番号から電話がかかってきたら、PrivacyStarはそれが誰からかをユーザに報告せずに、色で、迷惑なセールスの電話かもしれない、と教える。色分け(一部文字表示)は、次のようになっている:

  • グリーン: アドレス帳に載っていない、迷惑セールスとも借金取りともマークされていない。
  • 黄色: アドレス帳で迷惑セールスまたは借金取りとされているが、PrivacyStarの迷惑電話リストには載っていない。
  • 赤: PrivacyStarの迷惑電話リストに載っている迷惑セールスや借金取りである。
  • 詐欺師: 詐欺師と分かっている番号からの電話やテキストは、ユーザに行く前に自動的にブロックされ、ブロックしましたという警報がユーザへ行く。

上で言う迷惑電話(offender)とは、Telephone Consumer Protection Act(電話消費者保護法)やFair Debt Collection Practices Act(公正債務回収実践法)に違反していると思われる電話だ。今回のアップデートでPrivacyStarには、アプリ内から直接、FTC(連邦取引委員会)に苦情申し立てできる機能が加わった。

iPhoneユーザであるぼくはまだこのAndroidアプリを試用していないが、でもぼくの場合はしつこいセールス電話はあまりない。なおCMOのSasseによると、iPhoneでは、入呼ブロック機能の多くにデベロッパがアクセスできないのだそうだ。

PrivacyStarには、無料と有料バージョンがある。ただしこれらの新機能は、どちらにもある。アプリのダウンロードはここから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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