ReactとJavaScriptで仕事をしているデベロッパーがアプリに容易にAR効果を導入できるViro Media

ARやVRも、ゲームを作るならUnityやEpic Gamesなどに最高のツールがある。でもそれらは、ゲームのデベロッパー以外の人にとっては、ちょっと近寄りがたい。そこでViro Mediaは、Webやモバイルのデベロッパーに、ゲーム以外のAR/VRアプリを簡単に作れる方法を提供する。

Viroは、ふだんJavaScriptとReactを使ってお仕事をしているデベロッパーを、拡張現実の楽しさに近づける。そしてiOS 11のARKitを完全にサポートしているので、ARによる自撮りフィルターとか、Magic Portalsのようなアプリを容易に作らせてくれる。

同社のVR志向については、今年の3月にSoftbank NYやLowercase Capital, Betaworksなどから250万ドルを調達したときに本誌も取り上げた。そして今回はARKitをサポートし、近くGoogleのARCoreもサポートするそうだから、ARという新しい技術に向けて最適化されている非常に多くのデバイスにアクセスできることになる。VRのヘッドセットはまだそれほど多くないけど、ARKitは世界中で5億台もあるAppleのデバイスをサポートしている。

同社のサンプルアプリFigment ARを見ると、このプラットホームの実力を理解できる。デベロッパーは彼らの新旧のアプリに簡単にいろいろなイフェクトを導入できる。しかも遊びやゲームだけでなく、Viroはエンタープライズの顧客向けにも最適化されている。

これまでのAR体験は、相当小細工的なものが多かったが、WebとモバイルをサポートするViro Mediaを使えば、既存のアプリにAR機能を容易に付加できる。そしてデベロッパーたちは、すぐにでも実験を始められる。

ViroのARプラットホームは、無料で今から利用できる。ここで、ユーザー登録をしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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