Rivianの電動ピックアップトラックR1Tの納車が1カ月後ろ倒し、チップ不足などが影響

Rivian(リビアン)は同社の「電動アドベンチャー車両」第1弾の限定版であるR1Tローンチエディションの納車が1カ月後ろ倒しになるとウェブサイトで明らかにした。

プレオーダーした顧客は2021年6月ではなく7月にピックアップトラックを受け取り、ローンチエディションの納車は2022年春までに完了する見込みだ。この変更はRivian Forumが最初に気づいた。1カ月の後ろ倒しは、出荷コンテナの遅れや現在も続くチップ不足、それから整備部品がきちんとセットアップされているかの確認など、小さな問題が重なったためだとRivianの広報担当は話している。

Amazon(アマゾン)から出資を受けているRivianは2020年7月、ピックアップトラックの納車が2021年6月に、R1S電動SUVの納車はその2カ月後の8月になるとプレオーダーした顧客に伝えた。そのタイムラインは、新型コロナウイルスパンデミックによる工場の建設工事中断で、すでに一度後ろ倒しになっていた。

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RivianはR1Sの8月納車を維持すべく取り組んでいる、と広報担当は述べた。

納車遅れにもかかわらずRivianは、この業界への新規参入企業、そして既存の自動車メーカーの中でマーケットに電動トラックを持ち込む初のメーカーとなるようだ。Lordstown Motors(ローズタウン・モーターズ)のCEOであるSteve Burns(スティーブ・バーンズ)氏は先にあった投資家への説明会で、同社の「Endurance」トラックの納車はまだ予定通りで、9月になると述べた(生産台数を半分に減らしているにもかかわらずだ)。Ford(フォード)の電動版ピックアップトラックF-150 Lightingは2022年発売予定だ。そしてTesla(テスラ)は、Cybertruckの生産が2021年後半に始まるとこのほど明らかにした。

Rivianはまた、顧客がドライブテストやツアーイベントへの出席をスケジュールできるドライブプログラムを8月に開始すると述べた。プログラム開始日やツアーイベント予約などの詳細は数週間内に発表する。ツアー第1弾の実施都市として同社はロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、デトロイト、シアトルを選んだ。

加えて同社はいくつかのプロダクトアップデートも発表した。顧客は車両のコンフィギュレーションにOff-Road Upgradeを2000ドル(約22万円)で追加できる。全Rivian車両には、これまでオフロードアップグレードでのみ提供されていた空気圧縮機が搭載されるようになっている。

顧客はまた、コンフィギュレーションにRivian Adventure Gearを加えることも可能だ。ここにはルーフトップテント、荷物バー、キャンプキッチン(キッチン用具30点)が含まれる。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:Rivian電気自動車

画像クレジット:Rivian

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(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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