Samsungのゲーム用曲面モニタ最高級機はHDR, QLED, AMD FreeSync 2など最新技術を満載

Samsungのゲーム用曲面モニターが、新しい技術を山盛りにしてアップデートされた。サイズは27, 31.5, 49インチと3種類あり、それぞれC27HG70, C32HG70, C49HG90と呼ばれる。最新最良のモニター技術を詰め込んだと言われるそのパッケージの第一印象は、は、なかなか立派だ。

三機種ともHDR(high dynamic range)を実装し、光域(輝度レンジ)を広げている。量子ドットLEDがsRGB色空間の125%、DCI-P3色空間の95%をカバーし、AMDのFreeSync 2技術がスクリーンティアリング(screen tearing, 画面が裂ける現象)を回避する。

これほどのハイスペックでありながら、リフレッシュレートは144Hzを安定的に維持し、視野角度は178度だ。

機種によって異なるのは解像度だけで、49インチの機種は3840×1080と超ワイド、31.5と27インチは2560×1440だ。

個人的には49インチの曲面ディスプレイは要らないし、置く場所もない。でもSamsungは、この超ワイドな画面を必要とするユーザーが必ず存在する、と確信している。

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スクリーンティアリングを避けるためにAMDの技術を採用することには、不利な一面もある。つまりFreeSync2をサポートしているAMDのカードを使えばよいわけだけど、そのほかの、たとえばNVIDIAなんか使うと、その機能はない。

でもあえてAMD派になった人には、熱心なPCゲーマーでも、eスポーツのプロフェッショナルでも、あるいは編集やビデオのプロでも、快適な日々が待っている。どの機種にも高さや角度を調節できるスタンドがあり、オーディオ出力、マイクロフォン入力、HDMI、DisplayPort、そしてUSB 3.0のポートがある。

買える場所は、Amazon, Newegg, Samsung直販など。49インチは1499ドル、32インチは699ドル、27インチは599ドルだ。発売は6月末〜7月初の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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