SamsungはCESでC-Lab生まれのスタートアップ3社を‘展示’…子どもの電子玩具とスマートスキンケアだ

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Samsungの社内インキュベータC-Lab(Creative Lab)から驚天動地のアイデアが生まれることは滅多にないけど、いつもそれなりにおもしろい。昨年以来Creative Labは、Samsung内部のイノベーション推進部門としても位置づけられ、360度カメラのウェアラブルや、不運だけれども韻律の良いWeltという名前をもらったスマートベルトなど、いろんなものを作ってきた。

同社は再び、電子製品の巨大見本市(CES)に出る巨大企業であることを利用して、C-Labで生まれ育ったスタートアップを紹介しようとしている。今回の出走馬は3頭、テーマは彼らにとって毎度おなじみの、「子ども」と「健康」だ。

まずTag+は、コンピューター上ではなく現実世界の玩具に、Bluetoothボタンで簡単なアプリの機能を持たせる。そのデバイスは自動的にタブレットに接続して、いろんな対話機能を提供する。たとえばそれを押したり、何かにぶつけたり、振ったりするとさまざまなソーシャル機能を発揮して、製品をその子のプロフィールに結びつけ、その玩具でいろんな遊び方ができるようになる(上のビデオ)。

残り二つはどちらも、スキンケア系だ。そのひとつ、S-Skinは涙滴の形をしたスキャナーで、LEDの光により、肌の赤らみや、メラニンのレベル、肌の水分などを分析する。それらの時系列的な変化を追い、生分解性マイクロニードルのパッチでお肌の問題箇所に有効成分を届ける(上のビデオ)。

一方Luminiは、皺や赤肌、吹き出物などになりそうな箇所を見つけ、正しい化粧品を推奨することにより、それらを未然に防止する(上のビデオ)。

これら3つのプロダクトは、来週ラスベガスで行われるCESの、スタートアップコーナーに出場する。C-Lab出身ですでに独立している5つのデバイスも、一緒に出る予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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