Seagate、60TBのSSDを発表

cpdqg2twyae_hty

残念ながらこれは業務用なので、あなたのパソコンに実装する夢を見るのはまだ早い。カリフォルニア州サンタクララで行われたFlash Memory Summitで、Seagateは新製品をいくつか披露したが、何よりも人々を驚かせたのは、同社が言うところの「デモ史上最大のSSD」だった。

容量60TBのSSDは、明確にデモモードで動いていた。つまり「ほら、こんなにスゴイのを作ったから見てくれよ」的な展示だったのだが、同社は来年中の発売を予告している。これが市場に出るときには、データセンターに巨大なストレージの設置を考えている大規模な企業ユーザーが対象となる。

それでも興味のある人のために、60TBとはいったい何を意味するのかメディア消費量に換算してみよう。それはDVD画質の動画1万2000枚、ソーシャルメディア品質の写真なら4億枚に相当する。月々のInstagramユーザーのアウトプットは大体このくらいだ。

Seagateによると、このドライブは「現在入手可能なフラッシュメモリーでギガバイト当たり最低のコスト」を実現する。実際の価格には言及しなかったが、あり得ない金額になある可能性は高い ― ただ以前より安いというだけで。もう一つ注目すべきは、この新しいアーキテクチャーが、いっそう途轍もない100 TBドライブへの下地であるという事実だろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。