Silk Roadから没収したBitcoinを入れたFBIの「プライベート・ウォレット」に「荒らし」が殺倒

Bitcoinは、匿名であると同時に完全に公開でもある。同システムを使った取引をリアルタイムに追跡し、大きな買い物、この場合は大きな資金移動がどこで起きているかを知ることができる。 Silk Road閉鎖の後、連邦政府は2万6000BTCをあるプライベート・ウォレットに移動したが、現在そこは、いたずら者たちの標的となり、一種の反政府落書き板と化している。

FBIのウォレットに送られたこれらの少額取引は、Silk Roadの資金没収に対する、「オープン」インターネットにおける最も公開された反応だろう。

Bitcoinをとりまく噂によれば、FBIはSilk Roadユーザーが所有していた2万6000BTUを押収した ― ユーザーが取引を行う前にBTCを入金しておいたウォレットからと思われる。FBIはこのBTCを、アドレス”1F1tAaz5x1HUXrCNLbtMDqcw6o5GNn4xqX”のウォレットに置いた。Silk Roadのオーナー、Ross Ulbricht容疑者が所有する60万BTC ― 推定全流通BTCの5% ― の入ったウォレットは、完全に暗号化されているため、未だにアクセス不能だ。

FBIへのメッセージは、それぞれの少額Bitcoin取引の「公開ノート」欄に書かれている。多くは、ドラッグ禁止のばかばかしさに言及しているが、中には少々それた話題もある。

Howard Zinnが引用したこんなコメントもある。「やつらはオレたちが平和を邪魔していると言うが、平和なんてありはしない。やつらが本当に困っているのはオレたちが戦争を邪魔しているからだ。」

Silk Road閉鎖後の価格は比較的安定しているが、貨弊価値自体が最高値の260ドルから、今日午前には約130ドルまで落ちている。

via ZDNet

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(翻訳:Nob Takahashi)