Skypeがついに完全なWebアプリケーションに、ただし今のベータでは小さなプラグインが必要

Skypeのインスタントメッセージングと、音声やビデオによるチャットが、ブラウザから使えるWebアプリケーションになり、そのベータが今利用できる。ということは、どこのどんなコンピュータを使っているときでも、アプリ/アプリケーションをインストールする必要なく、ブラウザを立ち上げ、自分のアカウントでSkypeできるのだ。

SkypeのWebアプリケーションは今後完全にプラグイン不要になるというが、今のところは小さなプラグインをインストールしないと音声とビデオの通話はできない。またInternet ExplorerはReal-Time Communications(RTC)を実装していることが必要だ。それはユーザのさまざまな会話やメッセージのステータスを正しくシンクし、素早くチャットを開始でき、ボタンを一つ押すだけで友だちを呼び出せる。そのプラグインは今、Chrome for WindowsとIEとFirefoxとSafari用が提供されている。

Windows上のChromeだけがサポートされているということは、Chromebookではだめ、ということだ。でも現状はベータだから、今後もっとサポートされるデバイスとオペレーティングシステムは増えるだろう。当面は、Windows以外のChromeはノー、なのだ。

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今年の初めにOutlook.com用にローンチされたプラグインを使うと、すでにWebからSkypeを使えた。ただしそのためにはOutlookのWebメールを使う必要があった。だから今回は初めての、Skypeの完全なWeb化だが、それならプラグイン不要で使えるはずなのに、まだプラグインをインストールしなければならないのは残念だ。

Skype for Webのベータは、今日から限られた数のユーザに対し徐々に展開されていく。だから誰もがいきなりサイトにサインインしてWebクライアントを使えるわけではない。でもすでに選ばれている人には、ベータをお試しくださいというメッセージが出る。

今、なぜChromeはWindowsだけなのか、そしてそのほかのプラットホームのサポートについて、Skypeの問い合わせ中だ。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。

アップデート: Skypeによると、インスタントメッセージングはWindows以外のChromeでもサポートされるが、音声とビデオは、そのほかのプラットホームではプラグインがそれら用に構成されていないからだめ、ということだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))