Skypeの同時通訳/翻訳機能Skype Translatorが今日からプレビュー

Skypeはかなり前にリアルタイムの翻訳機能を発表し、デモも見せびらかしてきたが、ユーザがそれを実際に体験できるのは今日(米国時間12/15)からだ。本誌が11月に報じたTranslatorプレビューページで登録すると、Skype Translatorのプレビューに招待される。

Skype TranslatorプロジェクトはSkypeで会話をしているときに、音声とテキストの両方に同時通訳を提供する。お互いが相手の言語をまったく理解できないときでも、スムーズに会話できるようになる。プレビューでは、音声は英語とスペイン語のみ、テキストチャットでは40以上の言語に対応する。

今のSkypeはMicrosoftの所有物なので、プレビューができるのはWindows 8.1のユーザだけだ(デスクトップとモバイル)。これまですでに、合衆国とメキシコの学校でテストしていたことは、上のビデオで分かる。この通訳/翻訳機能は高度な機械学習アルゴリズムを使ってるはずだから、今後多くのユーザがこき使っていけば、学習量も増えて技能も上がるだろう。それは、実際の会話を聞くことによって能力アップしていくシステムだから。

テストはなかなか好調なようだけど、ビデオはSkype提供だから、本当のところはまだ分からない。上のビデオの学校でのテストも、会話の例が平凡すぎる。子どもたちの日常会話はもっともっと、機械にとって難解なはずだ。でも人間通訳者のいないリアルタイムの会話通訳/翻訳機能は画期的な技術だから、それが派手な前宣伝の時期を終えて、やっと実用の段階に入ったことは、めでたい。これから、その本当の試練が始まる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))