Snapsheet、自動車事故の後処理を効率化するアプリで1200万ドルを調達

ミシガン州シカゴ拠点のSnapsheet は、自動車事故の後処理を効率化するサービスで1200万ドルを調達した。この会社が作ったアプリは車両の損害を調査し、バーチャル保険査定員として機能する。

最新の調達ラウンドをリードしたのはTola Capitalで、2000万ドルのシリーズCラウンドから数か月しかたっていない。

「Snapsheetのバーチャル申請プラットフォームは、事故後の申請処理を保険会社、顧客、修理工場の全員にとって簡単にする」と、Tola Capitalの幹部であるSheila Gulatiが投資の理由を説明した。

共同ファウンダーのCJ Przybylは、資金調達の機会には恵まれている、それは彼らが「この分野を発明した」からだと言った。このサービスは車のオーナーの時間を節約するだけでなく、保険会社にとっても利益になる。

Snapsheetは、保険会社に「ホワイトレーベル(汎用)セルフサービス・モバイルアプリ」を提供する。Allstateのように、自社で開発するところもあるが、Snapsheetは保険会社45社を説得して協業を実現した。

Snapsheetは、見積り1件ごとに料金を徴収する。同社が契約した査定員経験者が、アプリ経由で送られてきた写真を自宅で調査する。

Przybylは、調達した資金を機械学習機能の改善に使うと言っている。また海外への進出も検討中だという。

同社はこれまでに多額の資金を調達してきたが、「IPOの計画はない」と彼は言った。現時点でPrzybylは、「イグジット(資金回収)の計画がどうなるかわかっていない」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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