Soloshotは、動いている自分のビデオを自撮りできるロボットカメラマン

時として、ロボットカメラマンがそばにいて欲しいと思うことがある。そんな時役に立つのがSoloshotだ。セットして、リストバンドをはめ、ビデオカメラのスイッチを入れたら、サーフィンでも自転車でもスキーでも始めよう。約2000フィート(600メートル)以内の距離にいれば、カメラがあなたの動きを自動的に追跡して取り込んでくれる。

Amazonで299ドルという価格は、初めて聞いた時必ずしもお買い得なガジェットではないと思った。なぜこれが役に立つのか私には見抜くことができなかったからだ。そもそも私は極限スポーツにはあまり熱心ではないし、ゲレンデで私を見かけることも当分ないだろう。しかし、メーカーからテスト機が送られてきた後、実際これがかなりいけてるマシンであることを認めざるを得なくなった。

デザインは、道路の端で測量技師が使っている機械を思わせる。機能的で、頑丈で、オレンジ色だが、スマートさで賞をもらうことはないだろう。しかし、面白いのはルックスより何をするかだ。パニングは驚くほどスムーズで、近くで動いているところを追跡する時でも同様だ。

下に貼ったこのクールなサンプルビデオは、この装置を使ってどんなビデオが撮れるかを実に良く表している。

製品には、三脚とベースステーション、リストバンドからなる。設置方法は簡単だ。ベースステーションは360度回転可能で、様々なスポーツに対応可能だ。カメラは自分のものを使うので、ズームしたり特別な効果をかけることはない。被写体が水平に動くところを追跡する時、上下にティルトしないことは覚えておくべきだろう。

リストバンドは防水で、電池は約5時間もつ。充電はベースステーションから行い、トラスミッターのLEDが状態を知らせる。このトランスミッターもデザインアワードを取れそうにないが、やるべき仕事をこなす。少々かさばるが、リストバンドがうまく保持してくれるので、すぐに持っていることを忘れる。

メーカーは主としてサーファーとオートバイ乗り向けにマーケティングしているようだが、大学や高校のサッカーやフットボールのチームが1~2台買って、フィールドを駆け抜ける選手たちを追跡するのも良いだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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