SpaceX、Falcon Heavy初のテスト飛行を2月6日に設定

SpaceXは、Falcon Heavyの初めての打ち上げ予定日を2月6日に設定した。Falcon Heavyは同社が制作中の新型大容量ロケットで、一度のミッションでこれまでの3倍近い積載量を軌道に運べる、今回が初めてのテスト飛行となる。

土曜日、SpaceX CEOのElon Muskは打ち上げ目標日をツイートし、近くの土手から誰でも打ち上げの様子を見学できることを付け加えた。発射されるのはケネディー宇宙センターの39A発射台で、SpaceXはこの大型ロケットのために発射台に修正を施した。また、ここはかつてNASAのアポロやスペースシャトル計画に使われた中心地でもある。

2月6日という日付は先週後半に噂されていた。以前SpaceXは、ロケットの静止噴射テストに成功してから約一週間後に打ち上げると言っており、テストは1月24日に行われた。このたびMuskが正式に認めたことで、具体的な日付がはっきりした。

SpaceX初のFalcon Heavyの飛行は、現実世界での飛行をテストすることが主目的だ。同社は数多くの準備とシミュレーションを重ねてきたが、ロケットが空中でどう振る舞うかは実際に飛ばすまでわからない。Muskは、ロケットが打ち上げ後、軌道に乗る前に爆発する可能性も示唆していたが、かりにそうなったとしても、SpaceXのこの大型ブースターロケットにとって大きな一歩だ。

このミッションの積載物はチェリーレッドのTesla Roadsterオリジナルモデルだ。すべてが順調に運べば、将来火星の軌道に送り込まれる予定で、Muskのベンチャー精神が生んできたものと、将来達成するであろうことへの賛意を表している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook