Spotifyの新機能Rewindは、50年分の楽曲を遡ってユーザーの好みの曲を探しだす

screenshot-2015-06-15-18-48-55


何十年前の曲でも自分の気に入る楽曲がないか探してみたくなったことはないだろうか?もしあるなら、あるいは音楽的な好奇心が強いなら、Spotifyはそれを満たすのにぴったりの新機能を公開した。

Spotify RewindVentureBeatが最初に見つけて報じている)は、Spotifyの複数名のエンジニアが取り組んでいたプロジェクトだ。(Spotifyは、今年サードパーティアプリをプラットフォームから切り離したため、Soundropのような新たな楽曲を見つけられるサービスが利用できなくなっていた。)

Rewindはサードパーティサービスが提供していたような楽しい機能をSpotifyに再現している。リンクをクリックし、現れたページから最も好きな3組のアーティストを選ぶ。これは重要なステップだ。Spotifyが、1960年代、70年代、80年代、90年代、2000年代の各プレイリストを自動的に魔法のように作成するための基本情報となる。

ページを下にスワイプすると各年代の曲が2000年代から順に遡って再生される。選曲が気に入ったら、その年代のプレイリストをSpotifyのアカウントに追加することで、以後それらの曲を聴くことができる。

私は最初に用意された数少ない選択肢の中から、Wiz Khalifa、David GuettaとNicki Minajを選んだ。結果はこのようになった。

  1. screenshot-2015-06-15-18-59-30.png

  2. screenshot-2015-06-15-19-01-43.png

  3. screenshot-2015-06-15-19-01-49.png

  4. screenshot-2015-06-15-19-01-59.png

  5. screenshot-2015-06-15-19-02-08.png

  6. screenshot-2015-06-15-19-02-14.png

  7. screenshot-2015-06-15-19-02-21.png

私は、最も興味をそそられた70年代のプレイリストを保存した。

Rewindはとても面白い機能だ。Spotifyには是非この機能に磨きをかけていって欲しいと思う。Spotifyの抱える2000万人のユーザーがサービスを利用して聴いている大量の音楽データから、ユーザーがまだ知らない彼らの気に入る楽曲を探して提案することがSpotifyにはできるだろう。同様に、ユーザーが聴いている音楽の履歴を過去の楽曲と照らし合わせてユーザーが聞いたことのない音楽を提案することは、たまにしか利用しないユーザーを頻繁に利用するように変えたり、無料ユーザーを有料登録することに結びつける強力なツールになるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。