SquareのIPO申請書には、Jack DorseyのTwitter CEO兼務がリスク要因として挙げられている

459305148

Squareは今日初の株式上場を申請した — そして、型通りのリスク要因記述の中に埋もれていたのは、大物だった:CEO Jack DorseyのTwitterとの関係だ。

経営幹部への依存に関する記載を全文引用する:

「当社の将来の成功は、経営幹部およびその他主要従業員の継続的貢献に強く依存している。もし経営陣あるいは主要従業員が一人でも抜ければ、雇用および教育のための追加費用が発生し、当社のビジネスおよび成長を著しく損う恐れがある。当社の共同ファウンダー・プレジデント兼最高経営責任者、Jack DorseyはTwitterの最高経営責任者を兼務している。このことによって彼がSquareに対して時間、注意、および努力を集中する能力に時として悪影響を及ぼす可能性がある。

これは両社にとって非常に重要な論点だ。TwitterのCEO選出プロセス全体を通じて、Dorseyは最有力候補と目されていた ― しかしSquareとの関係は、彼のTwitterを率いていく能力を阻害しかねないとも指摘された。
もちろん、DorseyはTwitterの共同ファウンダーでもある。

最終的にTwitterはDorseyを選び、彼は両方の会社を経営し続けることとなった。このことが彼のSquareを経営する能力を妨げるかどうかは、現時点で不明だが、会社はその可能性をIPO申請書で明確に認めている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。