“犬の散歩師”を飼い主に紹介して位置情報も提供するSwiftoが$2.5Mを調達

犬の散歩のためのUberを目指しているSwiftoが、Benchmark Capitalから250万ドルを調達した。そのラウンドはかなり前に完了していたが、同社は競合他社を刺激することをおそれて発表しなかた、という。

このサービスは、犬を飼っている人に、身元が確かで同社の審査に合格した散歩人を紹介する。ただし、犬の散歩を代わってやってくれる人を見つけるだけでなく、飼い主はその散歩の経路や様子をテキストや写真でチェックでき、また地図上…スマホのアプリ上…で今どこまで歩いたか、今どこにいるか、を知ることができる。料金は30分で20ドルだ。

散歩人はそのアプリ上で自分の担当犬たちの散歩時間を知り、その日の仕事のスケジュールを作る。

身元が確認され、履歴チェックを経た人しか、同社の散歩人にはなれない。基準に合格した人はさらに3回の面接と教育訓練を受け、最後に試験にパスしないといけない。飼い主は選ばれた散歩人と事前に会ってお話をしたりできる。そして飼い主がその散歩人を気に入ったら、散歩を開始する。決済はStripeがオンラインで自動的にケアする。また事故などに備えて散歩人には保険をつける。

同社は立ち上げからほぼ1年だが、すでに黒字で、売上は各月20%ずつ伸びている。今年の年商は100万ドルに達する見込みだ。今はニューヨークだけだが、年内にはボストンにも進出の予定。さらに来年はシカゴとサンフランシスコをねらっている。

Uber型のサービスは、どの垂直市場でも成り立つとは限らない(洗車サービスのCherryは閉鎖した)。Swiftoは犬の飼い主が容易に散歩人を見つけ、しかも遠くにいても自分の犬が今どこにいるか知ることができる。今のところ、Yelpのリビューはなかなか好評だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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