Tシャツのデザイン投稿サイトTeePublic, 30名が買うと言ったらプリントされる

どうやらJosh Abramsonは、TシャツのWebサイトで成功しただけでは不満らしい。

この前、ジョーク専門のTシャツ販売サイトBustedTeesを立ち上げたAbramsonは先週、TシャツのKickstarterともいうべきTeePublicをローンチした。そこを訪れたユーザは、自分の気に入ったTシャツのデザインがあったらそれを買うと約束する。そんな‘出資者’が30名以上に達したらTeePublicがそれを実際にプリントして今後も売り続ける。一人の出資額は20ドルで、そのうち5ドルがデザイナーへ行く。

こんなサイトは前からある。いちばん有名なThreadlessでは、ユーザが自分のデザインを投稿し、ビジターが投票をする。ただし、実際にプリントされるデザインはスタッフが選ぶ。だからAbramson曰く、人気を集めたのにTシャツとして製造されなかったデザインがとても多くなる(Y Combinator出身のTeespringもこれと同じことをしようとしている)。たとえば、彼が指摘するこのデザインは、制作したアーチストによるとThreadlessで大きな反響を喚(よ)んだのに、なぜかプリントされなかった。

Abramsonは彼の会社Connected Ventures(CollegeHumor, Vimeo, BustedTeesなどのオーナー)をIACに売り、2011年にBustedTeesだけを買い戻した。彼によると、TeePublicは最初、そのサイトの一部にするつもりだったが、BustedTeesはジョークTシャツ専門なので、投稿されるデザインがそれ的なものに偏重する心配があった。独立の新規サイトとして立ち上げたTeePublicは、おかしいデザインも投稿されるけどそんなに多くはない。ただし、BustedTeesでTeePublicの宣伝はしている。

立ち上げ後の最初の週で、AbramsonによればTeePublicは5万名のビジターを集め、今では2000名の登録ユーザがいる。ユーザが行った出資/購入はこれまで千件だ。投稿されたデザインは480あまりで、内22に十分な出資が集まった。デザイナーが自分のシャツを宣伝することが重要なので、Abramsonによれば60%のデザイナーがTwitterやFacebookなどで自分の作品を共有している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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