TC Disrupt:ハフィントン・ポストの共同ファウンダー、Jonah Peretti、「かわいい動物写真をリスペクトせよ」


BuzzfeedとHuffington Postの共同ファウンダー、Jonah Perettiとなら結婚してもいいと思った! それというのも、現在ニューヨークで開催中のTechCrunch Disrupt NY 2013の基調講演でPerettiはなぜ何百枚ものネコの写真が毎日インターネットで大人気になっているのか、理由を説明してくれたからだ。

「ウェブ上のネコは単なるネコではない」とPerettiは言う。

かわいいネコや後足で立ち上がったワンコ、サルの赤ちゃん、ミニ豚などはもちろんかわいい。しかしかわいいだけではない。Perettiによれば「われわれが動物のかわいい写真にこだわるのは人間の本質そのものにかかわるからだ」という。。われわれが犬やネコを買ってきて餌を与え、話しかけ、世話をするのはそこに自分自身の小さな一部を見ているからだ。

ペットは生きており、感覚と感情を持っている。お腹を空かせる。喜ぶ。悲しむ。われわれが好むと好むまいと、動物はわれわれに感情的な反応を引き起こす。

Perettiは「こうした感情的反応は人間性の基礎の一部だ。動物に感情的な反応を引き起こされない人間はブレードランナーのレプリカントではないが、完全に正常とはいえないだろう」と述べた。

このことがインターネットにとってなぜ重要なのか? まず、ソーシャルメディアが本質的には感情をベースにしたシステムだからだ。

われわれはソーシャルメディアをバーチャルな社会として利用し、そこにバーチャルな自分の分身を住まわせ、このインターネットの分身に日々自分の感情を投影する。われわれはソーシャルメディアを通じて感情的な満足を得ようとする。ペット写真の変わらぬ人気はこのことをよく証拠だてている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。