Tesla Model Yが3月14日のイベントで発表

Tesla(テスラ)のCEO、Elon Musk(イーロン・マスク)氏のツイートによると、同社は3月14日にロサンゼルスで開催するイベントでModel Yを発表する。

テスラが2003年に設立されて以来、Model Yは5車種目となる。マスク氏は2015年からModel Yのリリースをほのめかしていて、株主にあてた1月の書簡では量産は2020年末までに始まるとしていた。

テスラは、今年後半にModel Y生産の機械の整備を始め、ネバダ州にある「ギガファクトリー」で生産する、としている。株主への書簡でマスク氏は、Model Y生産ラインのコストは、新低価格の車種と約75%同じ部品を使うことから、カリフォルニア州フリーモントで生産されているModel 3より実質上低くなるとの見方を示している。

今回のModel Yに関する発表に先立ち、テスラは先週、3万5000ドル(約390万円)という低価格のModel 3の発売を明らかにした。

テスラは、この低価格を実現するため、グローバルで販売をオンラインのみにする。これは今後数カ月以内に多くの販売店を閉鎖することを意味する。交通量の多い場所にあって今後も存続する販売店はインフォメーションセンターになる、とマスク氏は電話での記者会見でこう述べた。販売店閉鎖に伴い、いくらかの解雇があり、マスク氏はより多くのサービス系の技術者を雇用すると語った。

「オンライン販売への移行、そして現在進めている他のコスト削減と併せて、全車種の価格を平均6%下げることができるだろう。これにより3万5000ドルのModel 3を予想より早く達成できた」とテスラは投稿している。

こうした変化はテスラにとって良い結果に結びつくはず、と経営陣は期待している。「Model 3はグローバルな商品となるだろう。事業収支は黒字化するはずで、上海の新ギガファクトリーも生産を開始する。そしてModel Y生産のための機械の整備を間もなく始める」と1月の株主への書簡にはある。

まだはっきりとはわからないものの、最終的にModel Yの生産が始まったら古いモデルは漸次廃止となるかもしれない。

テスラにはまた、他にも2つのモデルの計画がある。RoadsterとTesla Semiだ。この2つはいま開発中だ。

Vergeの記事の中で書かれているように、マスク氏は今回の発表の前に「Ides of March(3月15日)というのが面白いから」とModel Yを3月15日に発表すると冗談を飛ばしていた(編集部注:「Beware the Ides of March」はシェークスピアのジュリアス・シーザーに出てくる、暗殺を予言した人が放った言葉)。

原文へ 翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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