Tiger Globalがインドの若いSNSに約190億円規模の投資を検討中

新しいソーシャルネットワークが生まれる余地はないと、誰が言っただろうか?

Tiger Global Managementは設立から7カ月のKutumbに1500万〜2000万ドル(約16億〜22億円)のラウンドを行うための交渉を進めており、インドの新興企業である同社の評価額は約1億7000万ドル(約190億円)になると、この件に詳しい4人がTechCrunchに語った。

米国の投資会社であるTiger GlobalはKutumbに条件を提示したが、シリーズAの取引はまだ終了していないと、関係者の何人かが匿名を条件に語った。いつものことだが、条件が変更されたり、取引が実現しなかったりする可能性もある。

ヒンディー語で「家族」を意味するKutumbは「文化、信条、信念、興味、職業」に基づいてコミュニティをつなぐ「Redditのようなプライベートソーシャルネットワーク」を構築している。

モバイル調査会社のApp Annieによると、このスタートアップの名を冠した6カ月前のKutumbアプリの月間アクティブユーザー数は1100万人を超え、2020年12月の約55万人から増加している(このデータは業界幹部がTechCrunchに伝えたものだ)。

Kutumbは2020年末にSequoia Capital IndiaのSurgeアクセラレーターから資金を調達した際、約1500万ドル(約16億円)の評価を受けた。調査会社のTracxnによると、同社はシードファイナンスラウンドで約250万ドル(約27億円)を調達した。

Tiger Globalはコメントを控えた。またKutumbの共同創業者の1人もコメントに応じなかった。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:KutumbTiger Global Management投資インドSNS

画像クレジット:Sanjeev Verma / Hindustan Times / Getty Images

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(文:Manish Singh、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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