Trelloの有料版‘Business Class’がアップデート、GitHubなどさまざまなサードパーティツールを統合

trello-slack-integration

2013年にプロジェクト管理サービスTrelloは、企業向けの有料サービス’Business Class‘をローンチし、そこにGoogle Appsの統合や、ユーザ全員ではなく部署別担当別などの管理機能を導入した。今日(米国時間9/15)同社は、この‘Business Class’をアップデートし、SlackやGitHub、Salesforceなどサードパーティツールの統合を導入した。

この新しい統合のことをTrelloはPower-Upと呼んでいるが、これによりTrelloがさらに使いやすくなる。たとえばこれまでのようにSlackとTrelloを別々に使うのではなく、Trelloのボード上のカードを数時間後にリマインドせよ、とTrelloに告げておくと、その時間にSlackがリマインダーをポップアップする。これまでの統合では、Trelloのカードやリストやボード上に何か基本的なアクティビティがあったとき、Slackのアップデートもらうだけだった。

さらにGitHubの統合では、コミットメッセージやプルリクエストなどGitHubの詳細情報を、Trelloのカードのリアルタイムなアップデートで見ることができる。このほか、BoxやGoogle Drive、Google Hangouts、Dropbox、Twitter、Evernote、Salesforce、Mailchimp、Help Scout、appear.inなどのサービスも今回のアップデートで統合される。

Trello-Slack-Integration

これらの統合化はTrello Enterpriseのユーザに提供され、今回のアップデートの目玉だが、さらに‘Business Class’のユーザにはボードのコレクション機能が提供される。これは複数のボードを種類別タイプ別人数別などにグループ化できる機能で、ボードを、調べる目的別に容易にフィルタリングできるようになる。

Org-Boards-Page

小粒度の管理機能や、企業の機密情報の保護などは、これまでの‘Business Class’と変わらない。たとえばチームへの新規参加者や、外部ビューワー(‘見物人’)をアドミンの権利で決めることができる。

‘Business Class’のアップデートには、プライオリティのサポートも含まれ、料金はユーザ一人あたり月額10ドルだ(アクティブユーザにしか課金されない)。既存のユーザには割引料金が適用されるが、古いバージョンをそのまま使い続けてもよい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。