Twitter、サードパーティーアプリを機能不全にするAPI変更を延期

今日(米国時間4/7)午前、TwitterクライアントのTweetbot、Twitteriffic、Tweetings、およびTalonが共同で、近く実施予定で彼らのアプリを動作不能に陥らせる恐れのあるTwitter APIの変更について抗議の声を上げた。ご想像の通り、これらのアプリのユーザー基盤をあわせると、公式Twitterアプリよりも多い。これは公式アプリより高機能を望む人たちだ(あるいはTwitterが公式アプリを中止したあともネイティブアプリを使いたいMacユーザー)。

Twitterはこれに答えて、APIの変更を当分延期すると発表した。

[昨年当社は、Site StreamとUser Streamsを廃止し、Account Activity API(現在ベータ)で置き換えることを発表した。このたび6月19日に予定されていた終了日を延期することにした。]

当初2018年6月19日に予定されていたAPI変更で、Twitterの “streaming” APIは、新しい”Account Activity” APIで置き換えられる予定だった。

なにが問題ものか? 上記デベロッパーらの指摘によると、変更のわずか2カ月前になっても、彼らを含めたサードパーティー開発者は新APIをまだ利用することができていない —— そしてこの種の変更への対応には時間がかかる。

一方、新APIが公開されたあとにも機能制限があり、プッシュ通知やタイムラインの自動更新 などが使えなくなる可能性がある。デベロッパー・グループによる詳しい解説はこちら

Twitterはstreaming APIを廃止する新たな日付を発表していないが、「少なくとも90日前」には通知すると言っている。

[今までと同じく、移行のためには十分な猶予時間をとることを約束する。Account Activity APIが全デベロッパーに公開される少なくとも90日前には告知を行う。詳しい日程は後日発表の予定。]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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