Twitterがビッグデータ高速処理を提供するUbaloを買収–ツイートの巨大集積を料理か

わずか数週間前に音楽チャートのアプリWe Are HuntedがTwitterによる買収を発表したばかりだが、まだTwitterの買い物は終わっていないようだ。今朝(米国時間5/9)は、UbaloのCEO Jacob MattinglyとCTO Ian Downesがブログの記事で、これまでの2年間、大規模な計算処理をサービスとして提供していた同社をTwitterが買収することで合意した、と発表した。Ubaloのチームの4人も、Twitterの社員になる。

Ubaloを知らなかった人も、恥じ入る必要はない。2011年にローンチしてHarrison Metal Capitalから資金を得た同社は、その非常に漠然としたランディングページで、“生まれて間もない数値コンピューティングスタートアップ”という人を煙に巻くような自己紹介を述べている。その‘数値コンピューティング’というビジョンはこのところやや変わってきたようで、今の同社は、ユーザが自分のコードを大きな計算機環境で簡単に動かせる、というサービスを主に提供している。彼らが述べる同社のミッションとは、“コンピュータと環境とメッセージングの詳細を隠して、ユーザが統合化やスケーリングなどで悩まないようにし、自分たちの分析や処理のために必要なコードだけを書けばよい、という状態を提供する”ことだ。

UbaloはTwitterのデータも過去に扱ったことがある。たとえば、ツイートを集めて話題(トピック)別に仕分けをする という処理をしたことがある。その所要時間は、どれくらいだったでしょうか? 21秒強でした。25000件のツイートの、それらが表している感情を分析する処理の場合は、約19秒を要した。

この買収についてTwitter自身は例によって何も言わないのだが、Ubaloは両者の交渉過程について、次のように述べている:

Twitterのインフラを担当している連中と会ったとき、同社には優秀な人材と活力とやりがいのある課題と明るい未来があることをわれわれは理解した。このような人たちと一緒に仕事をするのは、とてもすばらしいことだ、自分たちの技能もここなら最大限に活かせる、と瞬時にして感じた。

MattinglyやDownesがTwitterの技術チームに参加すれば、その世界的に大人気のサービスのインフラがなお一層磨かれることは確実だと思うが、かんじんの買収については、まだ詳しい情報が何も入ってこないのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))