Twitterがブランドを主軸とする新たなアナリティクスツールBrand Hubをローンチ

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Twitterは Twitter Brand Hubローンチし、アナリティクス関連のプロダクトを増強した。

Twitterの広告主向けのツールだが、Brand Hubは特定の広告やキャンペーンではなく、ブランドや商品のコンバージョンと他社との違いを広く見ることに焦点を当てている。これらのデータを持って、企業はどの広告の露出を高めるべきかが分かるだろう。

例えば、Twitterは新たに「TrueVoice」指標を追加した。これは、特定のブランドのソーシャルメディア上のコンバージョンを競合他社と比較するためのものだ。Twitterはこの指数の算出方法について次のように述べている。「ブランドのTrueVoice指数の算出には、ユーザーのブランドに関するツイートと競合他社のツイートを分析します。その後、ユーザーのブランドが保有するインプレッションの割合を算出します」。

Twitter Brand Hub

Brand Hubではデモグラフィックデータも見ることができる。ブランドについてツイートしている人の性別、地域、収入レベルなどを見ることができ、コンバージョンの上位「インフルエンサー」を表示する。(Twitterはこのデモグラフィックデータは集団としてのもので、個別のユーザーの情報は守られているという。)また、人々が話している内容も見ることができる。例えば、上位のコメントやブランドへのロイヤリティを示すツイートなどだ。

TwitterやFacebookはこれまで広告がどの程度販売やコンバージョンに貢献しているかをトラックするための機能開発に取り組んできたが、Brand Hubでは従来のブランド広告指標を提供している。また、ツイートやエンゲージメントではなく、インプレッション数を強調している。これにより、Twitterは広告主に対して、たった一つのツイートでも十分な人数に届き、大きな影響を与えることができると改めて強調することができるだろう。

Twitterは、英語圏でない地域の大手や中小の広告主にもBrand Hubを提供できるよう開発を進めているという。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

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TechCrunch Japan

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