Twitterが買収したニュースレター配信サービスRevue、日本でもさっそくアクセス可能に

米国時間の1月26日、Twitterはオランダ発のニュースレター配信サービスRevue買収を発表した。その2日後には米国版TwitterからRevueが利用できるようになり、本日より日本からもアクセスできるようになっている。今回、TechCrunch JapanでもRevueを試してみたのでどんなサービスかお伝えしたい。

Revueは簡単に説明すると、個人や小規模な事業主でも購読者となったフォロワーや顧客、ファン向けにニュースレターを配信するサービスだ。月額の購読料を設定することもできる。

Twitterからアクセスするには、タイムラインの左側にある「もっと見る」のボタンをクリックする。ここに「ニュースレター」が追加されているはずだ。そこからRevueのページへと進めるようになっている。

twitter revue

Revueでニュースレターを配信するにはまず購読者を募る必要がある。Revueでのプロフィールページが自分のニュースレターへの購読ページになっているので、このページをシェアすることで購読者が募る仕組みだ。すでに別サービスで購読者がいる場合は、購読者のメールアドレスを「Subscribers」のタブから追加することができる。

実際のニュースレターは「Create」タブから見出し、本文、リンク、メディア(画像、動画、ツイート)を追加して作成する。完成したらすぐに配信するか、配信時間を設定することが可能だ。配信後、「Insight」タブからニュースレターの開封率やクリック率を確認できる。

Revue newsletter

Revueでニュースレターを作成するページ

メールの配信サービスと言えば、MailChimpやSendgridなどのサービスが有名だろう。それらのサービスほどデザインやマーケティングの機能面で充実していないが、Revueは初心者でもブログを書くような感覚で、簡単にニュースレターを配信できる親しみやすいインターフェイスになっている。

連携サービス一覧

また、Twitter、Facebook、Instagram、Mediumなどのアカウントと連携することで、過去の自分のツイートや記事などをニュースレターに簡単に追加できる点は便利に感じた。自分の書いた記事、作成したイラストや動画が各種SNS、ブログに散らばっているという人は多いと思う。Revueはそうした作品を集約して配信し、購読者とのつながりを強化するのに便利なツールとなりそうだ。

ただし、今回日本でも利用できるようになったと言っても、Revueのインターフェイスは日本語未対応であるし、月額課金の通貨の選択肢に日本円はない。使えないことはないだろうが、日本で使うにはまだ少し不便かもしれない。

Revueの基本機能は無料で使える。有料ニュースレターの場合は手数料5%だ。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。