Twitter CEO、Dick Costolo: 2014年は「もっと多くの人たちとつながる」

Twitter CEO、Dick Costroは今日(米国時間2/5)の午後、繰り返し尋ねられる質問に答えた。彼が強調したかったのは、(新規ユーザー数が減っているにもかかわらず)「われわれは成長に関して非常によい位置にいる」こと。そして今年は「より多くの人たちとつながる」ことのようだった。

まずCostoloは、対前四半期でタイムラインビューが7%減少したことに、一定の正当な理由を与えた。タイムラインビューは、ユーザーがどれだけコンテンツを消費しているかを示す、Twitterが提供する指標だ。彼は最近Twitterが行ったいくつかのユーザー体験の変更、例えば会話のスレッド化によって、ユーザーが読み込むタイムラインの数が減ったことを挙げた。
さらにCostoloは、個々のタイムラインビューが、広告売上の見地から、より高価値になっていることも主張した。

アナリストらが、Twitterの月間アクティブユーザー数(前期比わずか4%しか伸びていない)についても同様の要因があったのかを尋ねたが、Costoloは一切触れなかった。代わりに、昨年までTwitterの成長は「バイラルとオーガニック」だったことをほのめかした。言い換えれば「成長は向こうからやってきた」ものであり、同社が積極的に何かを行ったわけではなかった。しかし、2013年最終四半期以来、Twitterはユーザー固定化のために機能を追加してきたとCostoloは言った。初期の結果は有望であり、同社は引き続き、新規ユーザーの導入、コンテンツの発見、1対1会話等の領域で機能を追加していく計画であることを付け加えた。

最終的には、「製品全体にわたって行いたいことが数々」あり、それらが「成長曲線の傾きに変化を与える」ことを会社は望んでいる、とCostoloは言った。

あるアナリストが、Twitterは様々なアプリを提供すること(Facebookがやっているらしいこと)を考えているかと尋ねたところ、Costoloは、アプリ間でユーザーを奪い合うのではなく、最高のソーシャルアプリ1本が、「利用状況を見極わめて、その仕事を他の誰よりもうまくこなす」と答えた。Twitterがそのアイデアに集中している限り、単数対複数アプリ戦略に関して「特定の信仰」を持つ必要はないと答えた。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。