Uber、新たな相乗り方式を試行中

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Uberは、新しい相乗りサービス、uberHOPをシアトルでテストしている。「少ない車に多くの人を乗せる」試みだとUberは今日ブログに書いた。すでにUberには、uberPOOLがあり、サンフランシスコではUberの半分近くを占めているが、あれは「第一歩」だとUberは言っている。

uberHOPアプリ(上の写真)は、ユーザーをドライバーとだけでなく同じ方向へ行く別の乗客とも引き合わせる。ユーザーには乗車位置までの道順が示され、あらかじめ決められた下車位置で降りる。uberHOPは今週木曜日(米国時間12/10)からシアトルで利用できるようになり、通勤時間帯の決められた経路の料金は一律5ドル、とGeekWireは報じている。

一方シカゴでは、Uberドライバーのための新しいプログラム、uberCOMMUTEの試行が始まる。月曜から金曜の午前6時から午後10時の間に利用できるもので、これはまだUberドライバーをやったことはないが、職場との往復の間に小遣い稼ぎをしてみたいという人向けと思われる。uberCOMMUTEを使いたい乗客は、まずuberPOOL、次に “commuters”オプションを選択する。commutersオプションは通常の相乗りよりも安いと想像するが、現在Uberからの詳細情報を待っているところだ。

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「2つのパイロットテストは、既に毎日起きていることのアプリ版」だとUberはブログに書いている。「ワシントンDCやカリフォルニア北部のイーストベイ等ではCasual Car Poolが始まっている。通勤客が決められた地点で待ち、ドライバーが窓に行き先を掲示してそこに来ると、同じ方向へ行く乗客が乗り込むというシステムだ。われわれはIT技術を活用することによって、このプロセスをより便利に、信頼性高く、安全にすることができる」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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