Uberが低レート乗客の非アクティブ化を導入

Uber(ウーバー)は現在、長らくドライバーに期待されていたように、乗客にも同じく良い振る舞いを求めている。Uberの乗客は常にレート付けられていたが、これまで非アクティブ化されることはなかったーこれまでは。米国時間5月29日から、米国やカナダの乗客は自分のレートが市の平均を大幅に下回ると、非アクティブ化のリスクを背負うことになる。

「尊重は双方向であり、また責任も同様である」と、UberのSafety Brand and Initiatives部門を率いるKate Parker氏はブログに投稿している。「ドライバーは、市ごとに異なる最低レートを満たすように長らく求められてきた。おそらく少数の乗客のみがレートにもとづく非アクティブ化の影響を受けると予測されるが、それは正しい実装だ」。

2015年に流出した資料によると、レートが4.6を下回るとドライバーは非アクティブ化されるリスクがある。ただし、平均レートは市によって異なる。Uberは平均レートを公開していないが、「リスクに直面している乗客には複数の通知が送られ、レートを改善する機会が与えられる」と、TechCrunchへと伝えた。

例えば、Uberは乗客に対して車両を清潔に保ち、礼儀正しい振る舞いをするためのヒントを表示する。「最終的に、非常に少数の乗客が影響を受けると予測される」と、スポークスパーソンは述べている。これはUberの刷新されたコミュニティ・ガイドラインの一部で、Uberアプリの前面中央に表示され、認証を確認する必要がある。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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