UberドライバーがIPOを前にUber本部前で抗議

一致団結したドライバーは、決して屈しない!

今日午後、何百人ものUberドライバーたちがマーケットストリートでのデモ活動に繰り出す前に、サンフランシスコにあるUber本部の外で声高に叫んだ。UberのIPOを前にドライバーらは賃金と待遇の改善、透明性のある条件、発言権を求め抗議する、とUberのドライバーでGig Workers RisingのメンバーであるMostafa Maklad氏はTechCrunchに対し事前に語っていた。

「Uberは年々、レートとドライバーへの支払金をカットしている」とMaklad氏は語った。「私がドライバーを始めた時と同じ額を稼ごうと思ったら週に70〜80時間運転しなければならない。それでも以前稼いでいた額には及ばない。彼らは、稼ぐためには長時間運転するようドライバーにかなりの圧力をかけている。もし長時間運転しなければ稼ぐことはできず、しかもそれだけの見返りがない」。

ドライバーや活動家に加え、サンフランシスコ委員のGordon Mar氏もまたドライバーの権利を主張した。

「我々は不平等をなくすことができる」とMar氏は話した。「すべての人々がここサンフランシスコで繁栄を享受できる未来に向かって進むことができる」。

IPOの一環で、Uberは一部のドライバーにボーナスを支給したが、その額は役員たちがもらうものに比べると見劣りする額だった。Uberは最大4万ドルを支給し、Lyftの支給は最大1万ドルだった。

「我々は全員ハッピーではない。それはボーナスに対してだけではなく、彼らのドライバーの扱いに対してもだ」とMaklad氏は話した。

一部のドライバーは従業員になることを希望し、別のドライバーは独立した請負労働者でもよしとしているが、いずれも4つの要望で結束している。

「我々が請負労働者または従業員として分類されるかどうかではなく、我々は労働者であり、人間であり、尊厳を持って扱われるべきだ」とMaklad氏は語った。「彼らは我々の労働で何百万ドルも儲けている」。

サンフランシスコでの抗議は世界規模で行われたストライキの一部だ。先週ニューヨークタクシー労働組合は米国拠点のドライバーに、ロンドンのドライバーたちとの団結と、午前7〜9時にUberとLyftからログオフするよう呼びかけた。

UberはIPOの価格を1株あたり44〜50ドルとし、時価総額を840億ドルとすることを模索している。LyftIPO価格を6268ドルとして21億ドルの調達を目指した。Nasdaqでデビューし、Lyftの株価は初日10%近く上昇したが、その後は低迷している。直近では60ドル前後で取引されている。

今週初め、UberはTechCrunchに対し、以下のようなコメントを出している。

ドライバーは我々のサービスの中心にある。彼らなしに成功はありえない。何千人もの人が毎日、乗車中そして乗車していないときのUberでの体験をより良くするために取り組んでいる。これまでに導入した、一貫した収入、手厚い保険、そしてドライバーやその家族向けの4年制大学の学位取得のための全学費提供以外にも、我々は今後もドライバーの待遇改善に取り組む。

上記のコメント以外にUberは見解を示していないが、サービスに対する信頼は影響を受けていない、としている。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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