URL短縮の元祖Bitlyが自社の過半数株を売って成長資金を獲得

Bitlyが、Spectrum Equityからの追加資金として6300万ドルを調達したことを発表した。これによりBitlyの過半数株がこのグロウスエクィティ(growth equity)企業へ行く。

2008年に創業した同社は、Twitterのアカウントのある者なら誰でも使える便利なリンク短縮ツールとして有名だったが、今ではリンク短縮を企業に多くのコントロールとデータを与える方法として利用するビジネスがメインだ。

Bitlyの今のプロダクトは、ブランド化された短縮リンクや、それらのリンクの上で生じているアクティビティを調べるアナリティクス、モバイルアプリのインストールや再エンゲージを促進する、デバイス認識のできるモバイルディープリンクなどだ。顧客は、Bitlyによると、“Fortune 500社の3/4近い”。

CrunchBaseによると、Bitlyが最後にVCから資金を調達したのは2012年だ。今回の資金提供の一環として、SpectrumのPete JensenとParag Khandelwalが、BitlyのCEO Mark Josephson(2014年に就任)とともに、Bitlyの取締役会に加わる。

“Bitlyはインターネットの最強のブランドのひとつであり、希少な遍在性(いたるところにある/見かけること)を達成している”、とJensenが声明文で述べている。“MarkとBitlyの首脳陣は、‘無料だけ’の企業を、急速に成長し利益を生むフリーミアムのSaaS企業に変貌させた。そのビジネスを次のレベルへスケールアップするための、資本とサポートと経験をわれわれが提供できることは、きわめて喜ばしい”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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