Ustreamが6%の人員削減+2名のVP増で有料サービスProシリーズへの注力を強化

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ライブビデオサービスUstreamが今日(米国時間3/1)、チームの6%をカットするという小規模なリストラを発表した。このリストラと並行して二人のVPを新規に雇用し、Pro Broadcastingプロダクトの営業により注力して経営の黒字化を目指す。

リストラ後の同社の社員数は191名となり、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ブダペスト、韓国、日本など世界各地で仕事をしている。ただし会社は今でも成長中であり、今年も15名あまりを新規雇用した。現在、25名を求人しており、内16名が営業だ。

Ustreamによると、同社の収益源は広告からSaaSへとシフト中である。とくにProシリーズのプロダクトは前年比で150%成長し、Sony PlayStation 4の発表会の実況にも使われ、100万人がそれを視聴した。

この路線をさらに強化するために同社は、企業向けビデオサービスOoyalaから二人の役員をスカウトした。James NielsenはOoyalaの元営業部長で、今はUstreamの会員制営業担当VPだ。Dave Gibbonsは元ソリューションマーケティング部長で、今ではUstのプロダクトマーケティング担当VPだ(二つとも前からあった部署ではなくて新設のようだ)。

今回のプレスリリースの中でCEOのBrad Hunstableは、Ustreamを使ってブロードキャストをしているユーザ数が1500万、それらの月間視聴者数は8000万だ、と述べている。“今年は、SaaSプロダクトであるPro Broadcasterのさらなる快足成長に期待する。そのために営業力を増強し、顧客のニーズにより充実した対応を図ることにより、弊社のフリーミアムの巨大なユーザベースの収益化を促進したい”、と彼は言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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