VOEZはアニメをテーマにしたクセになるリズムゲームだ


VOEZは台湾発の新しいゲームで現在アプリのゲームチャートを急上昇中だ。Rock Bandの様であり、DDRの様でもあるが、もう少しカラオケっぽいセッティングになっている。単純に言えば、VOEZはアニメをテーマにしたリズムゲームだ。プレイヤーは色鮮やかなコマンドが標的ラインに向かって降ってくるのに応じてタップ、ホールド、スワイプを繰り出す必要がある。動作は数種類しかないが、どんどん激しい曲に移行するにつれ、ゲームの難度度は増す。このゲームが他と違う点を一つ言えば、ベースラインでプレーしていると落下するレーンがシフトし移動してくる所だ。Rock Bandが静的であるのに対して、このゲームではベースラインがシフトし、脈打って拡がるところが何か浮遊感がある。

少なくとも私にとって、このゲーム中で特に難しかったのは、見つけるのが難しい白い点々とレーンをシフトしてくるスライドホールドだ。これらは本当に厄介なのだが、そのせいでゲームがより面白くなってもいる。

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少し自分でも驚いたことは、私はこのゲームが好きだっただけでなく、実際かなり上手だったことだ。クラブっぽいダンスビートにもかかわらず(少しDJになった気分になる)、リズミカルにプレーすることで爽快感と開放感が同時に入り混じった気分になる。私は自分のiPhone SEとフルサイズのiPadの両方でこのゲームをやってみたが、VOEZは小さなスマホでプレーする方がずっと簡単で楽しいということが分かった。

VOEZは回数無制限でプレーでき10曲ほどが無料でついてきて曲は入れ替わる。もしあるレベルが気に入れば、その曲をずっとロック解除にするためには「鍵」を買わねばならない。楽曲にはメローポップ、ロック、インテンステクノがある。歌詞は英語ではないが、心配は無用、ゲームのチュートリアルと操作の解説には英語を含む4つの言語で対応している。

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VOEZは台北を拠点とするゲームディベロッパーRayark Internationalのゲームで、同社からは2番目のヒット作だ。以前ヒットしたCytusは、よく似たスタイルのリズムゲームだった。しかし、今回のゲームは前作とは十分に異なっており、前作の続き物という感じはせず、むしろ同じ流れ、といった感じだ。

あと、ゲームをダウンロードするにはWi-Fiに繋がっている必要がある、ということは知っておいたほうが良いだろう。メインのアプリは約200MBのスペースが必要で、曲を追加するたびにさらに5MBほどが必要になる。まあ、それぐらいだ。VOEZはiOSGoogle Playの両方で、無料で楽しめる。だから結局のところは、それだけのスペースをスマホに確保するほどそのゲームが好きかどうか、ということだろう。

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(翻訳:Tsubouchi)

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TechCrunch Japan

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