Wacomが4月に発売のCintiq 13HDは13インチでフルHD, お値段は999ドル

Wacomのドローイング(drawing, お絵描き)タブレットCintiqシリーズは、デジタルグラフィクスの制作ツールとしては最高の製品で、中でも12WXはエントリレベルのすばらしい小型低価格機として市場を支配してきた。でも12WXはすでに5歳になり、その間にディスプレイやドローイングタブレットの技術は進んだ。そこで今日Wacomは、完全な新製品Cintiq 13HDを発表した。

13HDは最近出たより大型の22HDや24HDに近くて、去りゆく12WXとの共通点は少ない。13インチの液晶ディスプレイは1920×1080のHD、2048段階の感圧機能を有する。12WXは最大解像度が1280×800、感圧能力は1024段階だ。13HDの画素数は22HDと同じなので、後者より40%小さな画面では画素密度が高く、テキストも画像もよりくっきり表示される。

Cintiq 13HDはスタンド付きで、角度は4段階にロックできる(フラット、22度、35度、50度)。サイズ的にもラップトップ的に使える唯一の機種なので、ポータブルでもある。

発売はWacomのオンラインストアと、数社のパートナーから4月初めに開始される。お値段は999ドル95セント。これはMacやPCを要するドローイングタブレットだから高価に感じるかもしれないが、上位機種22HDの2000ドルに比べればお買い得だ。ぼくは12WXを持っていて大ファンだが、13HDを早く試してみたくて、うずうずしている。

なお、前にも本誌で報じたように、WacomはMacもPCも要らないスタンドアロンのドローイングタブレットを出す予定で、それとデジタルアートのコミュニティで長年待望されていた仕様の13HDを合わせると、今年は同社にとって、とてもビッグな年になりそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))