Windows Phone、中南米モバイル市場で第2位に躍進。Nokia – Microsoftの関係を実証

Microsoftは、IDCの最新データによると、Windows Phoneは中南米で2番目に多く利用されているモバイルプラットフォームである、と発表した。これを二次市場における小さな勝利にすぎないと無視することは簡単だが、このニュースは、インストールベースを成長させて出荷台数の成長を加速させる、というWindows Phoneの戦略を検証するものだ。

Microsoftは明らかにこの銀メダルを誇りとして、データを報告すると共に「1年間で、このオペレーティングシステムは4位から2位に上った・・・前四半期から12%成長した」と語った。

これには要素が2つある。Microsoftは数を稼ぐことに必死で、低価格端末は新興市場で好調である。そして、Windows Phoneの全世界市場における総シェアは低いが、少なくとも一つの半球では活路を見出した。

Windows Phoneが中南米で第2位になったというニュースは、最近のNokia Lumia 520端末販売の急成長を踏まえれば驚きではない。この低価格機は、たちまちWindows Phoneで最人気の端末になり、元のタイトル保持者たちを脅かしながら上昇速度を落としていない。

中南米におけるWindows Phone市場シェアの急変は、過去数ヶ月間のLumia 520の急成長と強い相関がある。AdDuplexのデータによると、この間に同端末の出荷台数が加速した。さほど頭をひねらなくても、Lumia 520の販売が中南米市場シェア拡大を後押ししたと推論することは難しくない。

Microsoftもそう言っている。「中南米では20ヵ国以上で、Nokia Lumia 520などの低価格スマートフォンをはじめ、さまざまなWindows Phone端末を利用できる」。Microsoftは、長期にわたる高価でどこか垢抜けしないモバイルへの取り組みが、ようやく陽の目を見ただけでなく、その賭けの背後にある戦略が正しかったことを示唆している。

Nokiaは最台のOEMパートナーとして、Microsoftに自身だけでは作ることも育てることもできなかった二次市場参入の道を与えた。そしてその二次市場がWindows Phoneの数を支えているようだ。

Microsoftは、Lumia 520から華美なLumia 1020端末まで、あらゆる市場に参入したいと考えている。しかし、同社が長らく求めてきた成長は、今のところ途上国の低価格端末から生まれているようだ。

トップ画像提供:Vernon Chan

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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