Wisdom、メンターシップのためのソーシャルオーディオマーケット構築を目指し約2.3億円調達

人生や生活のアドバイスを掘り起こし、また優れたメンターへのアクセスを提供するソーシャルオーディオアプリWisdomは2021年10月にiOSアプリをローンチしたが、このほど初期人気のおかげもあり200万ドル(約2億3000万円)のシード資金を調達した。

このシードをリードしたのはFirst Round Capitalで、多くのビジネスエンジェルたちが参加した。

この英国のスタートアップは、そのひねりを効かせたソーシャルオーディオが惹きつけているユーザー数を公表していない。しか同プラットフォーム上のメンターたちは、これまでおよそ60万回分の「見識と指導」を共有した。そしてアプリの公式ローンチから8週間で、230万分間、視聴、再生されてもいる。

Wisdomは1対1の会話形式を採用し、アドバイスとメンターによる指導がメインとなっている。オーディエンスの広がりはラジオ放送に近い。そのローンチの様子は、過去にTechCrunchも取り上げた

Wisdomによると、このプラットフォームのやり方はポッドキャスターたちの間で人気だという。

初期段階で人気のトピックには、気配りやソーシャルメディアなどもある。

インフルエンサーないしメンターとしては、初期に貢献したのがミュージシャンのKenny G(ケニー・G)や「Buffy the Vampire Slayer(バフィー 〜恋する十字架〜)」の俳優で「Spike」役のJames Marsters(ジェームズ・マースターズ)、野球で殿堂入りしたAndre Dawson(アンドレ・ドーソン)氏らとなる。

シードラウンドに関するコメントでFirst Round Capitalがこう声明している。「ソーシャルオーディオはまだ幼児期にありますが、CEOのDayo Akinrinade(ダヨ・アキンリナーデ)と一緒に彼女のWisdomのビジョンを間近に見ることは、すばらしい経験です。Wisdomは、とても重要なトレンドのひとつに乗っており、ソーシャルオーディオやアルゴリズムフレンドリーな設計は、さまざまな声を主役とするインパクトの強いコミュニティの強さを反映しています。これまで見過ごされていた多様な人たちが、すぐれたメンターたちにアクセスできる場をつくっているのです」。

First Roundはさらに続けて「今人気があるのはClubhouseの『カクテルパーティー的形式』だけですが、それは、もっと多様であるソーシャルオーディオの形式の1つにすぎないでしょう。Wisdomの、1対1の会話を多くのリスナーにブ配信して、タイマーが会話が滞らないように工夫するやり方は、ソーシャルオーディオというカテゴリーの中で傑出しています。私たちがSocial Audio Inc.とそのWisdomアプリへの投資を発表できることも、同じくすごいことです。このユニークな形式を持つアプリと立派なミッションがどこまで広まるか、それを見届けるのが待ち遠しい。

ダヨ・アキンリナーデ氏は初期成功の理由を、強力なコミュニティとメンターたちのおかげ、と述べている。そして「投資と、新しい投資家たちの専門的能力で私たちは、この稀有なコミュニティをさらに強く大きく育てることができる語る。

シード資金で機能のロードマップを作って行けるが、特に重要なのがコミュニティのエンゲージメントを盛り上げるための機能だと同社はいう。

Androidアプリは2022年初頭に出る予定だ。他には、DM(ダイレクトメッセージ)や検索と発見のAIアルゴリズムの強化、メンターのための収益化などが同社のToDoリストに載っている。

画像クレジット:Halfpoint Images / Getty Images

原文へ

(文:Natasha Lomas、翻訳:Hiroshi Iwatani)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。