WordPressホスティングのMedia Templeがgitを統合化, 高度なバージョン管理をいながらにして

WordPress(WP)は今や、全世界のWebサイトの20%以上で使われている。だから当然ながら、WPによるWebサイトの構築と稼働を支援する‘WordPressホスティング企業’も数多く栄えている。

Media Templeはその世界の比較的新顔で、ひと月あまり前にWordPressによる有料のホスティングサービスを立ち上げた。そして今日は、バックアップとリストア、gitの統合、WP用のこのサービス専用の新しいテーマなど、いくつかの新しい機能を加えた。

Media Templeのバックアップ機能は、30日以内ならリストアできる。自分自身で、WPの自分用インスタンスを立ち上げて動かしているサイトなら、WordPress本体のバックアップサービスを利用できる。期間30日までのプランが月額5ドルだ。でもMedia Templeのようなやり方では、‘別のサービスを利用する’という感覚がなくて、WPそのものの機能のようになるから使いやすい。またMedia Plan自身としても、WP Engineなど、すでにバックアップ機能のある競合他社と並ぶ意味でも、遅まきながらこの機能を提供せざるを得ない。

gitを統合したことにより、ユーザはMedia TempleのWPホスティングサービスの内部でコンテンツのバージョン管理ができる感覚になる。またMedia Template上の自分のサイトにユーザは、これからはSSHからアクセスできる。

なお、新たに提供されるテーマは、写真家向けを意識しているそうだ。これはMedia Temple専用テーマとしては第二弾だ(上図)。

また来週月曜日から可利用になるささやかな新機能として、同社のWPホスティングのユーザになるとき、サービス側が提供するドメイン名でなく、自分独自のドメインも使える(すでに持ってれば)。同社によると、プロフェッショナルなWebサイトを作るときには、その機能が便利だろう、と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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