Y Combinator 2019年冬クラス、Demo Day2日目のスタートアップ88社(3)

米国時間3月19日は、Y Combinatorが開催した、2019年冬クラスの2日間のDemo Day後半だった。1日目は85以上のスタートアップがステージに上がりピッチを行った。2日目も同様に多数のピッチが行われた。

以下に、2日目に発表した全社と、そのプレゼンテーションに対する私たちのメモを紹介する。

Y Combinator 2019年冬クラス、Demo Day 2日目のスタートアップ
・Part 1:パイオニアステージ(1)
・Part 2:パイオニアステージ(2)
・Part 3:パイオニアステージ(3)※この記事
・Part 4:パイオニアステージ(4)
・Part 5:ミッションステージ(1)
・Part 6:ミッションステージ(2)
・Part 7:ミッションステージ(3)
・Part 8:ミッションステージ(4)

パイオニアステージ

GoLinks
長く複雑なURLで、社内のツールにアクセスするのは困難である。GoLinksは、例えばRedditやLyftといった利用者にとって短くて覚えやすいリンクを作成する。そのツールはシングルサインオンに準拠したURLをプログラムで生成し、チームは分析のダッシュボードを手にする。従業員たちが新しいコンピューターをセットアップしたり、旅行中に仕事をしたりする際にも、GoLinksがあれば閉め出されることはない。

Allure Systems
ファッションブランドは、モデルや写真家に年間80億ドルを支払っている。Allure SystemsはAIを使用して、ショッピングサイト用のアパレル画像をプログラム的に作成する。この技術は、ジャケットの写真を1枚撮れば、さまざまなサイズのさまざまなモデルによる、さまざまなポーズでそれを見せることができる。ショッピングのコンバージョン率を14%向上させることで、チームはすでに年間140万ドルの収益を確保している。1件あたりのSaaS契約は平均年間20万ドルを超えている。

Spiral Genetics
治療を助けるために開発された、人間のゲノムデータの大規模なセットを比較するソフトウェア。創業者のアディナ・マングバット氏は、既存のソフトウェアは今後数年間で直面するゲノムデータの大規模分析はできないと言う。これまでのところ彼らは25万ドルの収益を生み出しており、さらに100万ドルぶんの基本合意書を得ている。

Rune
FortniteやPUBGなどのモバイルゲームのプレーヤー向けの、ボイスチャットと自動化されたフレンド/チームファインダー。ローンチから10日で5000人のユーザーが1日平均30分をプラットフォームで過ごすようになったと同社は述べている。フレンド関係はRune内で扱われ、ユーザーはゲームからゲームへ渡り歩くことが可能だ。

Truora
ラテンアメリカ向けに、1回3ドルで迅速で信頼性の高い信用調査を提供する。また、顧客から従業員による詐欺の報告を収集して、貴重なデータベースを生成しており、それに対して雇用者たちは有料でアクセスする。すでにUberやRappiをはじめとする、地域のトップマーケットプレイスがこのサービスを利用している。

Aura Vision
実店舗向けのGoogle Analyticsのようなものである。店舗内の「任意のカメラ」からビデオフィードを取得して、Auraは顧客の年齢、性別、およびどのくらい滞留したかの情報を提供する。同社によれば、この手法は匿名で行われ顔認識を必要としない。同社の創業者たちは、店舗に対して年平均9600ドルの料金を請求すると言っている。

GeoPredict
石油およびガスの産出用土地販売から仲買人を排除すること、そしてAIと過去データを利用して土地の評価を助けることを目的としている。彼らは先週およそ10万ドルの取引を行い、5%の手数料を得た。

Union Apartment
もし留学生が、まだ現地の言葉を話すことができす、現地に友人もおらず、そして銀行口座も持っていなければ、住居探しは困難なものになる。Union Apartmentは、留学生のための家具付きの共同生活アパートメントを提供する。最初は中国からの学生を受け入れるところから始める。単なる住居を提供する以外にも、Union Apartmentはカラオケナイトのようなイベントを開催したり、銀行手続きを手伝うなどのサービスを提供する。2月にはすでに13万ドルの売上総利益を挙げており、潜在的には240億ドルの売上総利益が生み出される可能性がある。

jet.law
雇用訴訟に対してフラットな弁護士費用を請求する。これまでのように事後作業時間に対して請求を行うのではなく、既存の法廷の記録を用いて作業量を見積もり、どれくらい事前請求を行うかを計算するのだ。共同創業者のジェシー・アンルー氏は、以前は大企業訴訟を手がけており、もうひとりの共同創業者であるカイル・ハリス氏はAppleで製造設計エンジニアを努めていた。

Friendshop
Friendshopでは、お得な割引をしてもらうために、友人たちを誘うことができる。Friendshopは、240億ドル規模の中国のグループ買い会社であるPinduoduoの、米国版になりたいと考えている。そして、そのバイラル性によってFriendshopのブランドが美しく成長した後には、他の消費財ビジネスに進出することを計画している。

Pulse Active Stations Network
インドの健康キオスク機械。駅に設置することが意図されている。共同創業者のジョギンダー・タニケラー氏によれば、インドでは多くの地域で医師の定期的な検診を受けていないため、回避可能だった死を迎えるものが60万人もいる。「しかし、誰でも電車には乗ります」と彼は言う。彼らの駅ナカのキオスクは21種類の健康パラメータを検査する。同社は先月、2万8000ドルの収益を上げた。テストごとに1ドルを請求することで、タニケラー氏は各マシンは3か月以内に費用回収が可能だと述べている。将来的には、キオスクは保険を売ることもできるようになり、ユーザーを医師へ紹介することも可能になるだろう。

Y Combinatorの2019年冬のDemo Day初日の有望スタートアップ10社

[原文へ]

(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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