Yelpが特定の場所に特化したQ&Aサービスを開始

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Yelpは、その名前からも内容が自明な「Questions and Answers」という新機能をリリースする。

まあ、 ほとんど自明ということだが。この機能は、Yelpユーザーたちが驚くほど様々な質問をできるTalkとは区別されるものだ(私がこれを書いているときにも、Talkのニューヨークのページには空港への所要時間や、ルームメイトを追い出すための合法的条件や、The Bachelorette(アメリカのリアリティTV)に関する質問が挙がっている)。

そうしたものの代わりに、これは特定の場所についてのQ&Aに特化したものだ。このことによって他のQ&Aプロダクトとは一線を画している。例えば、ケネディ宇宙センターの標準滞在時間や、犬が許可されているバーか否か、あるいはタトゥーパーラーの価格などを尋ねて、他のユーザーやビジネスオーナーから回答を得ることができる。

ユーザーたちは回答を有益さに応じて評価することが可能で(「良い」、「悪い」の投票が可能)、また特定の質問に回答が寄せられたときに通知を受けるような設定を行うことも可能だ。

Yelpの公開質問

プロダクトマネージャーのBrian Boshesはこの新機能を、それぞれの人が大切な情報を見つけること助けてくれる「素晴らしい、Yelpらしいコンテンツです」と説明した(そうした情報は、色々なレビューの中に分散して書かれているかもしれないが、一般には見つけるのが難しい)。また彼はこれが、あるビジネスのサポーターやファンにとって、Yelpページとの連携の方法を「潜在的には無限に提供」できることも指摘した。レビューは投稿し続けることはできないが、質問に答え続けることはできるからだ。

最後にBoshesは、これはユーザーが探しているものについての貴重なデータをYelpに与えてくれるものだと述べた。もし人びとが特定の何かについて質問し続けたとすると(例えばレストランの子供に対する対応とか)、それはおそらくYelpがその情報を全ての場所のプロファイルに追加するチャンスとなる。

Yelpは、この機能を昨年末から限定的に運用していたが、今やiPhone、Android、そしてデスクトップで全国的な展開を開始した。Yelpプロファイルのレビューセクションの上に、Q&Aセクションを見つけることができる。

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(翻訳:Sako)

投稿者:

TechCrunch Japan

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