コードの作例が見つかる”コードのYouTube”RunnableにC/C++とJavaが加わり企業別チャネルも提供開始

参考になるコード例が見つかるので“コードのYouTube”と呼ばれるRunnableは、3か月前にローンチしたばかりだが、今日(米国時間1/2)は、サポートする言語が増えたことと、同サイトの上で自分のSDKやAPIを目立たせたいと思っている企業やオープンソースプロジェクトをサポートする仕組み〔==“チャネル”の設営〕の開始を発表した。

Runnableという名前は、デベロッパがコード片を見つけるだけでなく、このサイトがオンラインで提供しているエディタでコードをエディットすると、そのコードをその場で動かして(==runして)試せることに由来している。今日から新たにサポートされる言語は、C/C++Javaだ。どちらも今だによく使われているし、学校で教わることが多い。Runnableの協同ファウンダでCEOのYash Kumarによると、今同サイトの人気トップスリーの言語/APIはNode.js、Python、PHPだ。

最近200万ドルのシード資金を獲得したRunnableは、約1000本のスクリプトからスタートしたが、今では4000近くある。毎月のユーザ数は約15万、そして同社の予想では、今年は順調ならおよそ1000万のコード片が同サイト上runされるだろう、という。

サポート言語が増えたことも重要だが、今日の発表でもっと重要なのは、“コードチャネル(Code Channel)”のローンチだ。これまでは、一つ一つのコード片が8人のチームによって個々に管理されていたが、いうまでもなくそれでは、スケーラビリティが良好とは言えない。そこで、今度できたチャネルという仕組みは、企業やオープンソース組織などが自分のコード(SDKやAPIなど)を一か所でアップロード~管理~共有する仕組みだ。つまり企業や組織は、自分のコードをまとめて“陳列して”ユーザに見せられる。ただしKumarが強調するのは、これはけっしてGitHubなどと競合するディレクトリサービス形式ではないこと。むしろRunnableのチャネルは、デベロッパがRunnableのAWS EC2インフラストラクチャの上で新しいコード集合やフレームワークを容易にテストできる仕組みだ。

なお同社は、パートナー企業に対し、デベロッパたちによるこのサービスの利用状況を示す豊富で詳細な分析データを提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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