Zumeの全自動化ピザキッチンにロボットアームが登場

今年初め、Zumeはピザ以外の分野にも進出する意向を明らかにした。新たに設立されたZume株式会社が取り組むものとして、コーヒー、蒸しパン、フローズンヨーグルトなどの案が出ている。もちろん、子会社のZume Pizzaにとってはその名にあるピザが本業となる。

事実、設置したキッチンで使うロボットの数は増えていて、そこにロボットアームも加わった。“Vincenzo”というニックネームのついたABB社製のこのロボットアームは800度のロボットオーブンからピザを取り出し、近くの棚に置く。そして棚のラックを4分半でいっぱいにする。

Zumeは、労働中の火傷の3分の1はレストランで起こっているとするCintas社のレポートの一部を引用している。だからこそ、人間が行うより、ロボットアームを使った方がいいのだ。

Zumeは今回もう一つ、チームに加わった人間についても発表した。Del MonteのCMOそしてSVPだったRhonda Lesinski-WoolfがZume Pizzaの社長に就任する。Lesinski-Woolfの社長就任は、CTOにChris Satchellを迎え入れるなど最近行った主な人材採用の一つとなる。

「新たな食のタイプとマーケットでの規模拡大を継続するためには、適切な人材を確保し、リーダーシップを持って統率するドリームチームを編成することが極めて重要」とCEOのAlex Gardenは今回の発表文の中で述べている。「RhondaとVincenzoがチームに加わり、フードデリバリー産業を刷新しながら、皆にとって意義あるキャリアの形成につながるような職場にできれば」としている。

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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