Zynga、従業員の15%にあたる314名のレイオフを実施

NaturalMotionの5億ドルでの買収と平行して、Zyngaは社員の15%にあたる314名のレイオフを実施した。

コスト削減プランの一貫として実施されるもので、リストラにかかる1500万ドルないし1700万ドルの費用を除いて、3300万ないし3500万ドルの経費削減になるものと考えられている。

CEOのDon Mattrickは、インタビューの中でリストラは主に事務部門の社員を対象としたもので、いずれかのスタジオを閉鎖するようなことは考えていないと述べている。

Zyngaには現在、約2000名の社員がいるが、この数はまずまず好調な同業他社においても見られない規模の数字だ。たとえば昨年秋に日本のキャリアであるソフトバンクに自社株の半分を15億ドルほどで売却したSupercellにしても、現在の従業員数は130名となっているが、これでも昨年初頭に発表された四半期ベースの売上額は2億ドル近くとなっていた。

ちなみにMattrickは設立者兼CEOであったMark Pincusから業務を引き継いで以来、繰り返しレイオフを行っている。中間管理者層を削減し、成績の良くないゲームのサポートを停止したりもしている。昨年夏には全従業員の18%にあたる520人のレイオフを敢行してもいる。

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(翻訳:Maeda, H


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TechCrunch Japan

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